こんにちは、今日の天気はどうですか?
お出掛け前にチェックしておきたい天気予報。AIスピーカーに聞けば今日のお天気を教えてくれるので、時間のないときにはとても便利です。
今回は、Google HomeとAmazon Echoの天気予報案内の比較をしてみましたのでご紹介します。「今日は傘いる?」なんていう会話形式は理解してくれるのでしょうか?
これからスマートスピーカーの購入を考えている方へも参考になればと思います。
はじめに
天気予報はあくまで予報です。この記事では天気予報が実際に当たるかどうかではなく、天気予報の案内のしかたについて各スマートスピーカーで試した比較を書いていきます。
また、スマートスピーカーの回答内容は記事投稿時のものですので、AIの学習が進んだり、今後のアップデートで仕様が変更される場合もあります。
それではいってみましょう。
「今日の天気は?」
基本的な天気予報の聞き方です。聞き方はいろいろあると思いますが、まずはシンプルに聞いてみました。
Amazon Echoの場合
Alexa, 今日の天気教えて。
「○○(地名)は、曇りで所々晴れ、気温は7度です。今日は概ね晴れで、予想最高気温は8度、予想最低気温は2度です。」
Google Homeの場合
OK グーグル、今日の天気は?
「今日の○○区は最高気温○度、最低気温○度で晴れでしょう。○○区は現在○度でくもりです。
スマートスピーカーに登録してある自宅などの住所の天気予報を教えてくれます。
「雨降る?」
もっとも簡単に今日雨が降るかどうかを聞いてみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、 雨降る?
「今日、○○(地名)で雨は降らないでしょう。」
Google Homeの場合
OK Google、雨降る?
「○○区は雨は降っていません。○度で快晴です。」
Amazon Echoは質問に対して忠実に「雨が降るか降らないか」という観点で回答してくれました。一方、Google Homeの方は「現在、雨が降っているかどうか」という回答をした後、気温と天気を教えてくれました。
「明日の天気は?」「○曜日の天気は?」「○月○日の天気は?」
明日以降の天気について日にちを指定して聞いてみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、 明日の天気は?
「明日の○○(地名)の天気予報です。時々雨が降るでしょう。予想最高気温は○度、予想最低気温は○度です。」
アレクサ、木曜日の天気は?
「2月1日木曜日の○○(地名)の天気予報です。時々雨が降るでしょう。予想最高気温は○度、予想最低気温は○度です。」
アレクサ、2月1日の天気は?
「2月1日木曜日の○○の天気予報です。時々雨が降るでしょう。予想最高気温は○度、予想最低気温は○度です。」
Google Homeの場合
OK Google、明日の天気は?
「明日の○○区は最高気温○度、最低気温○度で曇り一時雨でしょう。」
OK Google、木曜日の天気は?
「木曜日の○○区は最高気温○度、最低気温○度で曇り一時雨でしょう。」
OK Google、2月3日の天気は?
「土曜日は最高気温○度、最低気温○度で曇りでしょう。」
「今週の天気教えて」
一週間の天気予報を聞いた場合はどうでしょう。
Amazon Echoの場合
アレクサ、今週の天気教えて。
「向こう1週間の○○(地名)の天気です。木曜日は、時々雨で予想気温は○度です。金曜日は、~。土曜日は、~。日曜日は、~。月曜日は、~。火曜日は、~。水曜日は、~。」
Google Homeの場合
OK Google、今週の天気教えて。
「今日は最高気温○度、最低気温○度で、くもりでしょう。」
Echoでは一週間分の天気と予想気温を教えてくれました。一方、Google Homeでは今日の天気予報しか教えてくれませんでした。「今週の天気」でも「一週間の天気」、「週間予報」でも今日の天気だけです。なぜ?
「新宿の天気教えて」
特定の場所を指定して天気予報を聞いてみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、新宿の天気教えて。
「東京都新宿は現在、一部で晴れており、気温は7度です。今日の予報は概ね晴れで、予想最高気温は8度、予想最低気温は1度です。」
Google Homeの場合
OK Google、新宿の天気教えて。
「新宿は現在○度で晴れです。予想最高気温は○度、最低気温度で晴れでしょう。」
「今週、雨降る?」
今週は雨が降るのかを聞いてみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、今週、雨降る?
「可能性はあります。○○(地名)の向こう7日間の降水確率は、最高64%です。予想される総降水量は、およそ5ミリメートルです。」
Google Homeの場合
OK Google 今週、雨降る?
「○○区では木曜日に雨が降るでしょう。」
Amazon Echoの方が降水確率や降水量を細かく教えてくれていますね。一方、Google Homeでは細かくはないものの、いつ降るのかという曜日を教えてくれました。これは一長一短、好みの問題ですね。
「今週、雪降る?」
ちょうど記事投稿時、2018年1月末は関東周辺でも降雪の予報がありましたので確認してみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、今週、雪降る?
「可能性はあります。○○(地名)の向こう7日間の降水確率は、最高52%です。予想される総降雪量は、およそ0.2センチメートルです。」
Google Homeの場合
OK Google、今週、雪降る?
「○○区では金曜日に雪が降るでしょう。」
こちらも雨のときと同様ですね。Amazon Echoの方は降水確率や降雪量を教えてくれています。Google Homeでは細かくはないものの、いつ降るのかという曜日を教えてくれます。
「今日傘いる?」「今日寒い?」
自然な会話風に、雨が降るのかどうかや気温について聞いてみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、 今日傘いる?
「○○(地名)は、曇りで、気温は7度です。今夜は曇り時々晴れで、予想最低気温は3度です。」
アレクサ、今日寒い?
「○○(地名)は現在、一部で晴れており、気温は7度です。今日の予報は概ね晴れで、予想最高気温は8度、予想最低気温は2度です。」
Google Homeの場合
OK Google、今日傘いる?
「いいえ。今日の○○区は雨ではないでしょう。予想最高気温○度、予想最低気温○度で、曇りでしょう。」
OK Google、今日寒い?
「寒いですね。こんな日はおうちでホットココアなんていかがでしょう。」
「ホントですね。風邪の予防にはうがい手洗いをお忘れなく。」
!?? いやいや、自然な会話ですが聞きたいことと違うんですけど! 言い回しを少し変えてみたところ…。
OK Google、今日は寒くなる?
「今日の○○区は、~」(お天気を回答)
両者とも「傘」で「雨が降るかどうか」を回答してくれました。 Google Homeは傘がいるかという質問に「はい」や「いいえ」で回答してくれるところが会話っぽくてちょっと好きです。
また、「寒い?」ではEchoの方は気温についての問いだと判断してくれましたが、Googleホームの方は普通の会話を始めてしまいました。微妙な言い回しで回答が変わってきそうですね。ちなみに「明日は寒い?」ではお天気を回答してくれましたよ。
「今日コートいる?」「今日手袋いる?」「今日は半袖でいい?」
かなり変化球かもしれませんが、天気に絡めて自然な会話ができるかどうかいろいろ試してみました。
Amazon Echoの場合
アレクサ、 今日コートいる?
「○○(地名)は、曇りで時々晴れ、気温は7度です。今夜は曇りで時々晴れで、予想最低気温は3度です。」
アレクサ、今日は手袋いる?
「すみません。私にはわかりません。」
アレクサ、今日はマフラーいる?
「通知はないようです。」
アレクサ、今日は半袖でいい?
「○○(地名)は、曇りで時々晴れ、気温は7度です。今夜は曇りで時々晴れで、予想最低気温は3度です。」
Google Homeの場合
OK Google、今日コートいる?
「はい。今日の○○区は寒くなるでしょう。○○区は最高気温○度、最低気温○度の予想です。」
OK Google、今日手袋いる?
「すみません、わかりません。」
OK Google、今日はマフラーいる?
「すみません、わかりません。」
OK Google、今日は半袖でいい?
「お役に立てそうにありません。」
ちょっと無理しすぎたみたいですね。一応、「コートいる?」では両者とも天気だと認識して回答してくれました。真冬に「半袖でいい?」と聞く人はいないと思いますが、Echoでは気温のことだと判断してくれました。手袋やマフラーも気温や寒さを連想させそうですが、今回は理解してくれませんでしたね。コートはみんな着るけどマフラーや手袋を付けるかどうかは個人の好みなので仕方ないのでしょうか。
さいごに
今回は、グーグルホームとアマゾンエコーの天気予報案内についてご紹介しました。
同じ天気予報でも少しずつお知らせしてくれる内容が違っていましたね。
予報内容の当たりはずれを比較することは難しいですが、知りたい情報が聞けるかどうかや質問に対してどれだけ細かく教えてくれるか、質問者の意図をしっかり理解して回答してくれるかなどの比較はできそうですね。
スマートスピーカー選びの参考にしてみてくださいね。