今回もAmazonからの通知メールを装ったフィッシング(詐欺)メールをご紹介します。
アクセスして誤って個人情報を入力するとパスワードや氏名・住所・クレジット情報が抜き盗られますのでご注意ください。
アクセスするとどうなるのかをご紹介します。
「Amazon.co.jp - システムアップグレード通知」
件名:Amazon.co.jp - システムアップグレード通知
From:Amazon Service
本文:
Аmazon.co.jp
尊敬するAmazonのお客様、こんにちは。Amaoznショッピング決済システムがリニューアルされ、より安全な買い物ができます。
早く新しいセキュリティ決済システムにアップグレードしてください。
アップグレードシステムは既存のアカウント情報を更新する必要があります。◇----------------------------------◇
支払いシステムをアップグレードする
◇----------------------------------◇https://amazon.co.jp/CAA46F
※本メールは、Amazon IDにご登録いただいているメールアドレスに配信しています。
※お手数おかけいたしますが、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行:Amazon 株式会社
□住所:東京都千代田区紀尾井町1番3号
□発行日:2019年9月5日━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C) 2019 Amzon Japan Corporation. All Rights Reserved.引用元:迷惑メール
なんと! Amazonのシステムがアップグレードされて、より安全なシステムで買い物できるとのこと。
よし、早く新しいシステムへアップグレードしなくちゃ!
でもこれは詐欺(フィッシング)メールですので、記載されたURLへはアクセスしてはダメです!
メールの開封だけでは特に影響はありません。そのままゴミ箱へ捨ててください。
ちなみにアマゾンって千代田区でしたっけ??
URLへアクセスするとどうなる?
詐欺メールなので、基本的にはアクセスしないことをお勧めします。
ログイン画面
さっそくアクセスすると、本物っぽいログイン画面。
本物と間違えてアカウントID(メールアドレス)とパスワードを入力しないようご注意ください。
通知メッセージ
新しいセキュリティ決済システムを採用したんですって。
日本語が若干変ですけど、大丈夫なんでしょうかね?
住所を更新
ここでは、氏名・住所・電話番号を盗み取られます。
決済システムの更新だけなら、基本的な個人情報は引き継いどけよ! という感じですが…
先へ進みましょう。
クレジットカード情報の入力
Amazonウォレットってのがよくわからないですが、クレジットカードの番号を入力させられます。
ロッテ銀行のカードはサポートされなくなるらしいですが、ロッテ銀行ってなに??
本人認証
続いて、クレジットカードの本人認証としてSecureパスワードの入力を求められます。
たまにこういうサイトありますよね。
こだわりの機能といった感じでしょうか。
正常に更新完了!
無事、アカウント情報は正常に更新されました。
いやー、よかったですね! (個人情報盗られたので全然よくないですが…)
この後は、Amazonの公式サイトが表示され、違和感なく買い物できるようになっていました。
フィッシング(詐欺)サイトですので、くれぐれもご注意ください。
間違えて登録してしまった方
本物のAmazonからのメールだと勘違いしてログイン、個人情報まで入力してしまったという方は以下の対応をご検討ください。
アカウント情報を入力した!
Amazonで普段利用しているメールアドレス・パスワードでログインしてしまったという場合には、AmazonのアカウントID(メールアドレス)とパスワードを別のものへ変更することをオススメします。
メールアドレスの変更はイヤだという場合でも、最低限パスワードの変更はしましょう。
クレジットカード情報を入力した!
カード情報は怖いですね。知らない誰かに勝手に高額商品を買われてしまうかもしれません。
すぐにカードを止めるかどうかは悩むところですが、まずはカード会社へ相談してストップしてもらうのが賢明だと思います。
仮に勝手に商品を購入されてしまう被害があった場合でも、盗難保険で補償の対象になる場合があります。
氏名・住所・電話番号を入力した!
これはなんとも悩ましい。情報が流出したからと言って、すぐに変更できないものばかりだと思います。
変な電話や郵便物が届くとか、なにかのサービスに勝手に申し込まれるとか、どんな被害があるかはまったくわかりません。
もし異変に気付いたときは、「あの詐欺メールのせいかも?」と疑ってみるしかないです。
さいごに
このような詐欺を行う迷惑メールが流行っているようです。
本物のサービスからのメールを思ってアクセスする前に、まずは公式サイトに直接アクセスして確認する習慣をつけたいですね。
現場からは以上です。