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Google Homeのマイアクティビティを確認したら怖い事実が判明したけど大丈夫だった

2017年12月19日

みなさん、Googleホームを便利に活用していますか?

音楽、ニュース、天気予報から検索まで、いろんなことを教えてくれるGoogleホームはとても役に立つ音声アシスタントですよね。

ところで、マイアクティビティというものがあることはご存知でしょうか?

パソコンやスマホなど多くの電子機器に動作ログがあるように、Googleホームにも動作ログがあります。そのログをマイアクティビティというページで確認することができるようになっています。

先日、マイアクティビティをなんとなく確認していたところ、少し怖くなったのでご紹介します。

「OK Google、…」 あれ? なんで??

でも調べた結果、実際は怖がることでもありませんでした。

Googleサービス全般のマイアクティビティ

Googleのアカウントには、マイアクティビティというものがあることをご存知でしょうか?


引用元: マイアクティビティ

マイアクティビティには、お使いのアカウントで行った多くの履歴が記録されています。スマホで利用したアプリの情報や、検索したキーワード閲覧したサイトの情報からYouTubeで再生した動画の履歴までGoogleに紐づくさまざまな情報がログとして保存されています。

考えてみれば、Googleのサービスを利用する以上、利用した履歴がアカウントに残ってしまうというのは当然のことかもしれません。

もちろん、自分にとって残しておきたくないログがあれば、管理画面から個別または期間を指定しての削除が可能です。あんなログやこんなログも削除しておくことが可能ってことです。

Googleホームのマイアクティビティ

GoogleホームもGoogleのサービスのひとつですから、Googleホームの操作履歴もマイアクティビティに残るしくみになっています。

Googleホームの場合には、Googleホームにリクエストした内容を文字音声でログに記録しています。音声は、リクエスト時に発声した自分の声がそのままの状態で記録されているので、少し恥ずかしいですね。

マイアクティビティの確認方法

内容を確認するには、Googleホームのアプリ、またはWebサイトからマイアクティビティを開きます。以下はアプリの場合を例に挙げて説明します。

メニューの中から、マイアクティビティを選択します。

過去に行ったGoogle Homeのアクティビティログが表示されます。日付ごとに並んでいて、キーワードでの検索もできるようになっています。

たとえば、こんな感じで自分や家族がリクエストした内容が確認できます。

音声データも再生ができる

Googleホームへ話した音声データも再生することができます

アクティビティの中の再生ボタンを押すと、その時にGoogleホームへリクエストしたときの音声を再生することができます。

Googleでは、録音したこのような音声データをサーバーに保管しています。個人の好みに合った結果を提供するために使用したり、個人を特定しない形で分析を行い、今後のさまざまなサービス改善や開発に利用しようとしているのだと思われます。

Google が収集するのはどのようなデータですか?
Google は 、ユーザーにとってより迅速で、スマート、適切、便利なサービスの提供を実現するためのデータを収集します。
Google Home は、より的確でユーザーに合った提案や回答を提供できるように、時間をかけて学習します。
引用元: Google Home のデータ セキュリティとプライバシー

少し怖い事実が判明!

さて、ここからが本題です。この記事を書こうと思ったのは次の内容に気づいたからです。

OK Googleというフレーズが録音されている

Googleホームを利用している方は「OK、Google(もしくは、ねぇGoogle)」と言ってから目的のリクエストを伝えますよね。

マイアクティビティの録音された音声には、自分が発した「OK、Google」という声から録音されています。なにが言いたいかおわかりでしょうか?

Googleホームの録音は「OK、Google」と発声する前から始まっているということです。

僕はてっきり、「OK、Google」で起動して、その後で録音が開始されるのかと思っていましたが、どうやら違うようですね。

Googleホームは常に部屋の音声を聞いて待機している

Googleホームを起動させるための起動ワードである「OK、Google」というフレーズはいつ聞こえてくるかわかりません。

そのため、Googleホームは常に部屋中の音に聞き耳を立てて、誰かが「OK、Google」と言った瞬間に即座に反応できるように待機しているのだと思われます。常に集音可能なマイクが搭載されているというわけです。

僕はGoogleの関係者ではありませんので、技術的なところはよくわかりません。ここで書いている内容は推測もかなり含まれています。

常に部屋の音を音声センサーが監視していて、さらには録音までしているのでは? と勝手に想像して怖くなってしまいました。

常に録音して送信しているわけではない

安心してほしいのは、Googleホームは常に部屋の音声を録音してGoogleへ送信しているわけではないということです。

24時間ずっと部屋中の音声を録音してGoogleへ送信しているとしたら、それは本当にプライバシー侵害でしかないですからね。いくら天下のGoogleといえども、許される話ではないはずです。

Google Homeの録音に関して、次のような事例がありました。

Google Home miniが不定期に会話を録音して送信していた不具合

2017年10月10日、Google Home miniの不具合に対するアップデートがありました。米国のGoogle Home miniの発表イベントで提供されたデバイスで、本体が一日に何千回も起動して部屋の音声を録音してGoogleへ送信するという不具合が発見されたためです。

この話は、発売直後に話題になっていたのでご存知の方も多いと思います。

Googleは公式に、これは意図しない不具合だとしてソフトウェアのアップデートを行っていますし、不具合が改善されない場合の対応も受け付けていました。

この話は一部のデバイスのみに起こった極端な例ではありますが、こういった危険性も少なからずあるということを覚えておいた方がいいのかもしれないということです。

実際は大丈夫だった! Google Home録音のしくみ

いろいろ不安になってGoogleホームの録音のしくみについて調べてみたところ、全然心配することはありませんでした。

Google Home ではすべての会話が録音されますか?
いいえ。Google Home は数秒程度の長さの音声サンプル(スニペット)から、外部に情報を送信することなく、デバイスだけで起動ワードを認識します。起動ワードが認識されなかった場合、このスニペットがデバイス上に保存されることも、Google のサーバーに送信されることもありません。ユーザーが「OK Google」と言ったこと、または、ユーザーがGoogle Home デバイス上面を長押ししたことが Google Home で検出されると、録音が行われていることを示すためにデバイス上部の LED が点灯し、Google Home で会話の録音が行われ、録音された内容(数秒の起動ワードの録音を含む)がリクエスト処理のために Google に送信されます。録音データは [マイ アクティビティ] からいつでも削除できます。
引用元: Google Home のデータ セキュリティとプライバシー

Googleホームは待機中、数秒程度の間隔で周囲の音声をスニペットという形で集音していて、「OK、Google」という起動ワードが来るのを待ち続けています。そして「OK、Google」と聞こえた場合のみ、録音が行われてデータがGoogleのサーバーへ送信されるという仕組みになっているようです。録音が行われているときは、必ず上部のLEDが光っているということです。

「OK、Google」という起動ワードが聞こえなかった場合には、採集された音声(スニペット)はデバイス内に保存もされませんし、外部へ送信もされないと明言されています。数秒以内にデバイス内から消去されているみたいですね。

マイアクティビティの履歴で、「OK Google」というフレーズから録音されているのは、直前に採集していた音声サンプルがあるためだったのです。

これなら納得できますし、安心感がありますよね。

Googleホームを利用する以上はリスクも考えよう

AIスピーカーという新しい種類のデバイスが誕生して、私たちの生活が便利になる一方で、リスクにつながるかもしれない内容もあるのだと考えておく必要があるということです。

部屋の音声を盗聴されていたら本当に嫌ですからね。Google HomeやAmazon Echoのように大手企業から提供されているサービスであれば安心感はありますが、マイナーなメーカーの製品はあまり使いたくはないですね。

使用しないときはマイクをオフに

Googleホームの場合にはマイクをオフにする機能があります。しばらく使用しないときには集音しないようにマイク機能をオフにしておくことも可能です。

オフにすると、オンにするまで音声でのリクエストはできなくなりますが、常時の集音が気になる場合にはこのような方法も準備されています。

プライバシーを気にしすぎて便利なツールを使わなくなるよりは、自分の生活スタイルに合わせて上手に活用していった方が絶対にいいというのが僕の意見です。Googleは安心してデータを預けておける企業だと思います。

さいごに

今回は、Google Homeのマイアクティビティが少し怖いよという内容をご紹介しました。

実際にはまったく心配する必要はありませんでしたが、自分や家族の音声データはGoogleのクラウド上に残っている事実は確かですので、あんまり変なリクエストばかりしないように気を付けないといけませんよね。

生活が1つ便利になったということは、それと引き換えに、もしかしたらリスクにつながるかもしれないものが1つ増えたという意識で使うことが大切かもしれません。

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  • この記事を書いた人

ニィ

楽しく生きてる30代。雑記ブログ月15万PV。お仕事SE。Surface使い。甘党のブルダックレビュワー。

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