iPhone愛用者の僕ですが、同じ機種を愛用しすぎているため未だにiPhone5sです。
壊れて使えなくなるまで使おうと思っていたのですが、昨夜から調子がかなり悪くなりました。
ついに寿命かと思い、買い替えも覚悟したのですが、あれこれしてたら解決しましたのでご紹介します。
iOS11.xx.xxへの更新時に発生した内容です。最新OSで発生する事象とは異なる場合があります。
iPhoneが突然フリーズ、そしてパスコード入力画面へ
2017年12月10日の夜頃から調子が悪くなりました。
それまでは普通に使えていたのですが、突然です。
普通にメールを送っていたら、画面が真っ暗になって真ん中でクルクルしてフリーズしてしまいました。
そして画面が消えたと思うとTouch IDまたはパスコードの入力を求められます。
この現象が、数十秒から1分くらいの間隔で繰り返し起こります。
何度も何度も無限ループです。
仮にですが、「iPhoneくるくるパスコード」現象とでも名付けましょう。
「iPhoneくるくるパスコード」現象の症状
iPhoneくるくるパスコード現象の症状は以下のとおりです。
iPhoneが使えない
アプリ利用時でも、ブラウザ閲覧中でも、ホーム画面を移動中であっても、いつでもこの現象は起こります。
おかげでiPhoneがまったく使えません。なにかの作業中であっても、フリーズ後はホーム画面が表示され、アプリはバックグラウンドに残っているものの起動直後の状態に戻ってしまいますので、なにもすることができません。
特定アプリが原因ではなさそう
初めは利用していたアプリが原因かと思いましたが、どのアプリを使用していても発生しますし、逆に何もしていないホーム画面でも現象は発生します。
すべてのアプリをバックグラウンドから消しても結局は発生してしまいます。
最近、新しいアプリをインストールしたというわけでもありません。
時計アプリが使えない
毎日、iPhone標準の時計アプリのタイマーを利用しているのですが、アプリ自体の使用ができませんでした。
アプリは開けても、何も出来ないという状態でした。
再起動しても再発
こういうときは、再起動すると現象が改善される場合があるため、再起動を試みました。
ところが再起動後も同じく、くるくるパスコードの繰り返しです。
一晩電源オフで休ませたけどダメ
iPhone本体を触ってみると、だいぶ熱を持っていたのです。
過去にも、長時間利用していたときや、メモリを多く消費するアプリを利用していると本体が熱くなってしまうことがありました。
そういった場合には、しばらく放置して冷やしてあげると改善することがありました。
というわけで、寝る前だったので電源を切って、充電もせずに一晩休ませてあげることにしました。
思えば、僕のiPhoneは365日休みがほとんどありません。かわいそうに。
しばしの休息だよ、iPhoneさん。
しかし、翌朝期待して電源をつけてみると、また例のくるくるパスコード現象が!
バックアップからの復元だ!
上記の内容で解決しませんでしたので、あまりやりたくはありませんがバックアップからの復元を試みようと決意しました。
といっても、普段から定期的なバックアップなど丁寧にやっていなかったため、バックアップから行う必要がありました。
ところが、これがとても困難でした。
iCloudへのアップロードができない
重要なデータをiCloudへアップロードしようとしましたが、アップロード中にくるくるパスコードが発生するため、たびたび最初からのやり直しになってしまいます。
何度やっても無理です。この方法は断念しました。
パソコンへのバックアップもできない
パソコンのiTunesを使って、iPhoneデータのバックアップを試みました。
しかし、これも途中までで失敗に終わってしまいました。
「バックアップ1/4」とかステータスバーが表示されて進んでいたため、これはいけるかと思いましたが、気が付くと勝手に終了していました。バックアップもされていません。
更新プログラムでアップデートして解決
iTunesを確認していると、最新バージョンのiOS11.2への更新プログラムを発見しました。
パソコンでダウンロードしてのインストールを実施したところ「くるくるパスコード」現象は解決しました。
ダウンロードはファイルサイズが大きいので時間がかかりましたが、その後のバックアップもうまく進み、インストールもそれほど時間がかからず気が付いたら終わっていました。
その後は元通り正常な状態で使えています。
実は結構たくさんの人がこの現象で困ってた
iPhoneが使えなかったため、今回の現象についてWebやTwitterで調べたりしていませんでした。
後で確認してみると、多くのiPhoneユーザーの間で話題になっていたようです。
現象は2017年12月2日頃から
同じ現象は12月2日頃から発生していたようです。多くの人があれこれ悩んで対応していたみたいです。
これらの情報を先に知りたかったですね。
ただし、僕はこの記事で挙げているような、特定のアプリを利用していたわけではありません。
アプリの通知設定をオフにしてアップデートするという内容も、当然ながら知りませんでしたので通知オンのまま更新しちゃいましたし。
なぜ1週間も遅れて発生したの?
これが一番の疑問です。多くの人とは1週間も遅れて発現したわけです。僕が日々のアップデートをおろそかにしていたせいで発生が遅れたのでしょうか?
それとも、ユーザーごとにタイミングが違うのか、iPhone7や8ユーザーが先に起こって、iPhone5sだから後回しにされたのかはわかりません。5sは古いから、おまえたちは後で苦しめってことなのでしょうか?
そして原因もよくわからないままです。
こちらの記事によると、Appleの公式コメントで言及しているとのことですので、直前の更新プログラムにバグがあったのでしょうね。
その直前の更新が、昨日になって遅れて適用されたということなのだろうと思います。
確かにタイミングとしては、iPhoneを充電するためにライトニングケーブルに繋いだ直後からだったと思います。
充電の開始と同時に、今まで滞留していた更新プログラムが自動で適用されたという予測が立ちそうですね。
さいごに
今回はiPhoneのくるくるパスコード現象についてご紹介しました。
僕のようにアップデートしなくても、過去のバックアップファイルから復元するなど、他の方法で解決できる方もいらっしゃるかもしれません。
それにしても、iPhoneが普通に使えるのってありがたいことなんだなと改めて感じた一日でした。