以前、typeが主催するITエンジニア向けの転職イベントに参加したことがあります。
そこで実際に転職までは至りませんでしたが、目当ての企業の方と直接お話しでき、業務や社内の雰囲気など有意義な情報をつかむことができました。
イベントをうまく利用することができれば、憧れの企業への転職も夢ではないと思います。
ただ、なんとなくイベントに参加するだけだと会場の雰囲気に流されやすいなぁと感じたので、イベントをうまく活用するポイントやコツなどをご紹介します。
転職サイト「type」
typeは言わずと知れた転職支援サービスです。IT・エンジニア系の職種とは相性がいいサービスですね。
2018年12月、サービス名称が@typeからtypeへ変更されました。
Webサイトに自分のプロフィールを設定しておくだけで、希望に合った案件を紹介してくれるのが良いところ。
非公開案件も結構あるので、好条件での転職もできるかもしれません。
転職イベントに参加しなくても、登録しておくだけで自分に合った企業からのスカウトメールが届くので、自分のスキルがどの程度求められていのかを客観的に知ることができます。
しかも、いろいろ利用しても料金が無料なんです。仮に転職が成立したとしても手数料も掛かりません。
広告や案件を出している企業から報酬をもらっているため、利用者から料金をとらなくても運営できるというしくみなのでしょうね。
女性専用には女の転職typeという姉妹サービスも運営しています。転職を考えているなら@type系のサービスは登録しといてもいいかなと思います。
エンジニア転職フェアに行った
僕はITエンジニアなのでエンジニア転職フェアへ参加しました。エンジニア系の転職イベントとしては日本最大級だそうです。もちろん無料。
僕が行ったのは東京・有楽町にあるイベントスペースでした。
楽天やスクエア・エニックスなど有名企業も多く出展していたのでいろんな話が聞けて楽しかったですね。
イベントに事前エントリーして参加し、複数の企業のお話を聞いてアンケートに回答するとクオカードがもらえたりする企画もやってました。これも難なくクリアしてクオカードをもらいましたよ。
会場はそこそこに賑わっていましたが、良いところ悪いところ、いろいろ感じましたので、これから参加する方のためにポイントをご紹介します。
転職フェアの5つのポイント
個人的に思うポイントをまとめました。typeに限らず、ほかの転職イベントでもだいたい同じだと思います。
5つのポイント
- 服装はスーツが無難
- 名刺も履歴書も必要ない
- 目当ての企業を決めてから行こう
- 勧誘は爽やかに断ろう
- エントリーシートは余分に準備しよう
服装はスーツが無難
イベントの紹介サイトには服装は自由と書いてあったりしますが、スーツで参加するのが無難ですね。
私服の方もいないことはありませんが、7割くらいはスーツスタイルかなという印象です。
面談してくれる企業の担当者もスーツの場合が多いですが、社風によってはカジュアルな格好の方もいました。IT系ってカジュアルスタイルでOKな会社多いじゃないですか。
事前に社風を知っていて、その会社のブースにしか行かないというのであれば私服で参加してもいいかも。
名刺も履歴書も必要ない
自分の今の会社の名刺やちゃんとした履歴書は必要ないんですよ。これは気が楽ですね。
面談する相手企業へ渡すのはエントリーシートのみでOKなのです。そこには勤め先を含まない個人情報やスキルなどが記載されているのみ。
相手企業との会話の中では今やっている業務などを話す場面もあるかもしれませんが、そこでも企業名などを具体的に求められたりはしません。
目当ての企業を決めてから行こう
今回のイベントで話を聞きたいという企業をいくつか具体的に決めてから参加した方がいいです。
会場へ行ってから雰囲気をみて決めようとは思わないでください。事前にサイトで確認してください。
理由は…、会場へ行ってみるとわかるのですが、わりと異様な雰囲気で盛り上がっているんですよ。
来場者はそこそこいるのですが、それ以上に出展企業の勧誘がかなり多いんです。
通路を歩いているだけで次から次へと声を掛けられ、少し会話をしようものならその企業ブースへ吸い込まれてしまいそうになるほど。
会場案内をもらったら、目当ての企業ブースをチェックして、どの経路で回るかをあらかじめ決めてから回りましょう。
勧誘は爽やかに断ろう
勧誘が多いと書いたのですが、これにも2パターンあります。
- 出展ブースの前で勧誘してくる場合
- 会場中を巡回しながら勧誘してくる場合
1つは企業ブースの前で「お話し聞きませんか~?」的に声を掛けてくるパターンです。
これは比較的安心して対応できます。興味があればブースへ行けばいいですし、興味がなければ断ればいいと思います。
もう1つは会場内を移動しながら勧誘してくるパターンです。
こちらの対応は個人的に少し困りました。休憩スペースで休んでいても声を掛けてきますし、疲れたから水でも飲もうかと立ち止まっているだけでも勧誘してくるんですよ。
先の勧誘と何が違うかというと、紹介する企業の社員以外の人がやっている場合があるというところ。勧誘専門のスタッフさんを雇っている感じですね。
どういうことかというと、有名企業では勧誘なんてほとんどやらなくても人がどんどん集まりますが、中小企業の場合にはなかなか人が集まりにくいのですよ。
誰だって、聞いたこともない企業よりも知っている企業に興味がありますからね。
そこで、自社ブースへ訪れる人を少しでも増やすために勧誘スタッフを雇って勧誘させているみたいなんです。
事情はわかるのですが、休憩すら落ち着けないのは困りものでしたね。スタッフを雇って勧誘している企業もお話しを聞けば良いところが多いとは思いますけど…。
毅然とした態度で対応できるといいと思います。
エントリーシートは余分に準備しよう
面談する相手企業へはエントリーシートを渡して話を進めます。
会場でもコピーできますけど、あらかじめ余分に印刷して持っていくといいと思います。
もう1社聞いてみたいけどエントリーシートがなくなっちゃったから聞けなかったってのはもったいないですよ。
参加した感想
転職フェアに参加してみて「疲れた」というのが本音ですけど、総合的にみると良かったと思います。
憧れの企業とコネを作れた
有名企業の担当者とも楽しく会話することができ、社内の雰囲気や業務の内情などを知ることができました。
後日、先方から「イベントで話が良かったので、正式な選考プロセスに入るために履歴書と職務経歴書を送ってください」というオファーもありました。
最終的には双方の話し合いで契約には至りませんでしたが、憧れの有名企業にもコネクションを作れるチャンスがあるのはラッキーでした。
自分のポジションが客観視できた
何社かの担当者さんとお話しをすることで、業務レベルでの自分の今の位置を確認することができました。
1つの会社で1つの業務をやっていると、「このスキルって今の世の中的にはどうなの? 必要とされてないんじゃないの?」と思ったりしてたんですよね。
プログラム言語は日進月歩で次々とブームが代わっていくじゃないですか。ひと昔前に利用していた言語なんて使えないんじゃないかと。
実際にはそんなこともなくて、大きな企業でもIT黎明期から構築してきた社内システムなんかが根幹にあって、結局それは古いソースコードが秘伝のタレのように守り続けられている場合があるんですよ。
新しい分野の学習はもちろん必要ですが、古い言語を知っているところは実は評価されたりもしたんですよね。
そういったプラスな面があるので、総合的にはイベントに参加して良かったと思いますね。
さいごに
typeのエンジニア転職フェアに参加してみた様子についてご紹介しました。
人それぞれ、いろんな動機でイベントに参加されるとは思いますが、人生を変える大きなきっかけが得られるチャンスだと思いますので、こういう企画へは積極的に参加するのも良いと思いますよ。