今ではおなじみとなってきた格安SIM、スマホを使うなら利用料金は安い方がいいですので興味のある方も多いと思います。
僕は2016年6月にNTTドコモから格安スマホmineo(マイネオ)へ乗り換えました。
当時は格安SIM・格安スマホというのが少しずつ認知されてきていた時期でしたが、正直言って周りで使っている人はほとんどいませんでした。
ドコモで月額7,000円の利用料金が2,000円くらいになるという夢のような話を聞いて、「毎月5,000円くらい安くなるなら、年間6万円おトクになるの??」と目がくらんだ僕はドコモから転出してマイネオを利用することに決めたのでした。
あれから2年間、ずーっとマイネオを利用し続けてきた僕は、ドコモを利用していた場合の料金と比べて、実際に2年間で約12万円も節約できたことが分かったのでご報告します。
格安SIM「mineo(マイネオ)」とは? メリットとデメリットから向いている人・向かない人を解説
mineo(マイネオ)を選んだ理由。10のメリットをわかりやすく解説するよ
mineo(マイネオ)のデメリット! 知っておきたい注意点5つ
マイネオは利用料金がおトク!
mineoはdocomoとau・ソフトバンクを利用できる日本初の格安SIMサービスです。会社は関西電力系のオプテージが運営しています。
※2019年4月にケイ・オプティコムからオプテージへ社名変更しました。
格安SIMとは、大手キャリアから携帯電話回線を間借りしてサービスを提供している事業者のこと。
魅力はなんと言っても料金の安さです。
基本データ容量 | シングルタイプ
(データ通信のみ) |
デュアルタイプ
(データ通信+音声通話) |
---|---|---|
1GB | 880円 | 1,298円 |
5GB | 1,265円 | 1,518円 |
10GB | 1,705円 | 1,958円 |
20GB | 1,925円 | 2,178円 |
大手3社(ドコモ/au/ソフトバンク)の通常料金がだいたい月額7,000円程度とすると、マイネオは通話付プランでも1,000円台から利用できるというメリットがあります。僕はmineo デュアルタイプ 5GBを使っています。
基本プランでは通話料は定額制ではないため、通話時間によって利用料金は変動します。定額制プランとして「通話定額30/60」「10分かけ放題サービス」も利用できます。
ちなみに、マイネオには2年縛りといったルールもありませんし、2年目以降の料金が上がることもなくそのままの金額です。
というわけで、今回は実際の利用料金を誰にも頼まれてもいないのに公開します。誰かの参考にはなるでしょ?
2年間で12万円の節約に成功!
2016年6月中旬にNTTドコモからマイネオへ乗換え(MNP)をしました。
マイネオの実際の利用料金と、MNPせずにドコモを継続利用していた場合の料金と比較して表にしました。
※当時の料金プランをもとに計算しています。現プランではもう少し安くなります。
mineo(実際の料金) | docomo(継続していた場合) | |
---|---|---|
2016年7月 | 3,657円 | 7,560円 |
2016年8月 | 1,757円 | 7,560円 |
2016年9月 | 1,761円 | 7,560円 |
2016年10月 | 2,196円 | 7,560円 |
2016年11月 | 4,390円 | 7,560円 |
2016年12月 | 2,697円 | 7,560円 |
2017年1月 | 2,391円 | 7,560円 |
2017年2月 | 2,554円 | 7,560円 |
2017年3月 | 2,469円 | 7,560円 |
2017年4月 | 2,336円 | 7,560円 |
2017年5月 | 2,319円 | 7,560円 |
2017年6月 | 2,388円 | 7,560円 |
年間合計 | 30,915円 | 90,720円 |
差額 | 59,805円 |
mineo(実際の料金) | docomo(継続していた場合) | |
---|---|---|
2017年7月 | 2,424円 | 7,560円 |
2017年8月 | 2,399円 | 7,560円 |
2017年9月 | 2,312円 | 7,560円 |
2017年10月 | 2,457円 | 7,560円 |
2017年11月 | 2,293円 | 7,560円 |
2017年12月 | 1,863円 | 7,560円 |
2018年1月 | 2,056円 | 7,560円 |
2018年2月 | 2,700円 | 7,560円 |
2018年3月 | 2,910円 | 7,560円 |
2018年4月 | 3,270円 | 7,560円 |
2018年5月 | 3,171円 | 7,560円 |
2018年6月 | 3,490円 | 7,560円 |
年間合計 | 31,345円 | 90,720円 |
差額 | 59,375円 |
注意ポイント
- docomoではカケホーダイプラン(2,700円)+データ通信量3GB(4,000円)で契約し、その他の割引・月々サポートを受けないものとして算出しています。
- ドコモ2年縛りの解約違約金9,500円、転出・契約手数料等は考慮していません。
- マイネオではmineo デュアルタイプ 3GB(現在の5GB)を選択、LaLaCall(IP電話)サービスを追加しています。
- マイネオへの乗換え直後の3ヵ月間は各月864円の割引を受けています。
- 通話はmineoでんわ(割引適応)、LaLaCall(IP電話)の併用です。
- 参考:通話は毎月20~25回、1回当たり5分以内で、合計通話料は月1,000円以内でした。(合計利用料2,000~3,000円程度の月の場合)
2年間で節約できた金額
2年間の節約金額合計mineo(実際の料金) | docomo(継続していた場合) | |
---|---|---|
2年間の利用料合計 | 62,260円 | 181,440円 |
2年間で節約した合計金額 | 119,180 |
マイネオを利用して、2年間で約12万円の節約ができました!
年間約6万円の節約になっています。
正直、通話料金が定額でないと一体いくらになるのか結構不安でしたが、それほど気にすることはありませんでした。
確かに通話をたくさんした月は料金が高くなっています。通話定額を利用するなど工夫すればもっと節約できたとは思います。
ただ、たくさん電話をする方でも、大手キャリアで利用している金額と比較すれば、全然高くないお値段です。
日常的に通話量が多い方は、通話定額プランを利用した方がオトクになると思います。
マイネオにして良かったこと・悪かったこと
利用料金ではかなり安くなることがわかりましたが、良いところもあれば悪いところもあるんじゃない? というのが気になるところ。
実際、利用してみて良かった部分があったと同時に、これちょっとな、という部分も両方あったので、簡単に解説しておきます。
良かったこと
- 利用料金が安くなる
- 今までの機種を今まで通り利用できる
悪かったこと
- 通信速度が遅いときがある
- キャリアメール(@docomo.co.jp)が使えない
利用料金が安くなる
これはとにかく大満足です。かなり安くなりました。通話定額ではない分、利用料金は毎月変動しますが、そこまで気にするほどではありません。
今までの機種を今まで通り利用できる
これもマイネオに乗換えた大きなポイントです。利用機種はドコモで契約していたiPhoneをそのままマイネオでも利用できますので、機種代もかかっていません。
現在、docomoかauで契約している方であれば、お使いのスマホをそのままマイネオでも利用できるというのが良いところですね。もちろん、マイネオで新機種を購入するという選択肢もあります。
ソフトバンクをご利用中の方はSIMロック解除が必要になります。SIMフリースマホはそのまま使えます。
2018年9月4日よりmineoでソフトバンク回線の提供も開始される予定です。
通信速度が遅いときがある
悪い面と言えば、これが一番イマイチなところですね。
回線が混雑する時間帯はネットの速度がやや遅く感じます。混雑時間は、平日のお昼休み時間帯・夕方帰宅時間帯でしょうか。中でもお昼が特に遅いです。
ただ、ネットがまったく利用できないほどの遅さではありません。ページの読み込みに時間がかかる程度です。アプリ利用ではそこまで気になりません。遅いと言っても、僕の場合は許容範囲内ってとこでした。
マイネオでは通信状況について、定期的な状況報告と回線増強による混雑緩和を進めています。デメリットとなり得る混雑状況もユーザーへ公開するという透明性は評価できます。
キャリアメール(@docomo.co.jp)が使えない
いままで使っていたドコモのメールアドレスが使えなくなりました。当然と言えば当然ですよね。今はLINEがあればメールアドレスも気にする必要はないのでいいのですが、愛着あるアドレスとはお別れしました。
マイネオのメールアドレス(@mineo.jp)が使えるようになります。
詳しいメリット・デメリットについての記事もご紹介していますのでチェックしてみてください。
スマホ代を安くしたいならオススメ!
良かったこと、悪かったことはそれぞれありましたが、MNPでキャリア変更する目的が「料金を安くしたい!」というものならマイネオはおススメです。
大手キャリアの通話料金と比較するとマイネオの料金がおトクなのはお伝え出来たと思います。
個人的には「お昼の通信速度が時間帯によって遅い場合がある」というポイントさえ納得できるならマイネオに変更しても後悔はないかなと思います。
だって、それ以外は今までと同じように使えるから。
通話中にノイズが入ったりするようなことはないですし、音声品質が悪いという印象もまったくないです。
マイネオでもメイン利用に十分耐えられると思います。
さいごに
今回は、マイネオを2年間使ったので、誰に頼まれたわけでもないのに利用料金を公開してみました。
実際、ドコモを利用し続けていた場合と比べると、金額的にはかなりおトクになっていることが改めてわかりました。
2年縛りの中途解約の違約金を気にして使い続けるよりも、思い切って乗換えちゃった方がおトクになるんですよね。浮いたお金で新しい端末を買っても元が取れそうです。
興味のある方はぜひマイネオへの乗り換えを検討してみてくださいね。