格安SIMの「mineo(マイネオ)」には料金が安いというメリットがあります。
僕もマイネオを利用していますが、2年間で約12万円の節約に成功しました。
料金面以外にもたくさんのメリットがあるマイネオですが、長く利用していると「ここは良くないな」「使いづらいな」という悪い面もわかってきました。
この記事では、マイネオのデメリットにはどんなものがあるのか、契約する前に知っておいてほしい注意点をご紹介します。
格安SIM「mineo」を2年間使って12万円節約! 年間利用料金を公開するよ
mineo(マイネオ)を選んだ理由。10のメリットをわかりやすく解説するよ
格安SIM「mineo(マイネオ)」とは? メリットとデメリットから向いている人・向かない人を解説
mineoのデメリット
マイネオを利用する際のマイナスポイントをご紹介します。
- 特定時間帯の通信速度が遅い
- 基本プランでは通話料金は定額ではない
- 初期設定を自分でするのが面倒
- ポイント制度がない
- 1年以内のMNP転出には手数料がかかる
くわしく説明していきますね。
特定時間帯の通信速度が遅い
マイネオでは、混雑時間帯の通信速度が遅くなりやすいという現状があります。これは、マイネオを利用していて一番良くないと思うポイントです。
混雑する時間帯は、だいたい決まっています。
平日の朝8:00~9:00頃 | 通勤/通学時間 | ほんの少し遅い |
---|---|---|
平日の昼12:00~13:00頃 | お昼休み | 遅い |
平日の夕18:00~19:00頃 | 帰宅時間 | 少し遅い |
地域などでも状況は変わってくると思いますが、僕が利用している関東ではこんな感じのイメージですね。
この時間帯は、多くのユーザーが回線を利用するため通信速度が遅くなりやすいのです。土日は問題ありません。
僕の体感だと、朝・夕の時間帯はほとんど遅いと感じることはありません。しかし、お昼の時間帯は「遅いな」と感じることがあります。
それ以外の普段の時間帯はまったく問題ないんですよ。ですが特定の時間帯だけはどうしても遅くなりがちです。これはマイネオに限らず、ほかの格安SIMにも言えることだと思います。
格安SIMは、大手キャリアの通信回線を間借りすることでサービスを提供しています。大手キャリアと比べて回線網が細く、混雑時には通信速度に影響が出やすいことが原因です。
平日お昼時間帯を利用した感想
電話
通常の音声通話は、特に問題なく利用可能でした。ノイズや遅延もなく、途切れたりもありません。なんのストレスもなく通話できます。
インターネット閲覧
Google ChromeやSafariなどのブラウザでインターネットをする場合は、ページの読み込みまで時間がかかるという印象です。サクサク快適ではありませんが、少し待てばページは表示されます。動画閲覧はちょっと大変かも。
Twitterやゲームなどのアプリ
アプリにもよりますが、比較的サクサク動きます。データの通信や読み込みが発生するときのみ多少時間がかかります。
LINE通話やIP電話
通常の音声通話とは違い、データ回線を利用した通話のため、通話中に雑音が混じったり途切れたりする場合がありました。使い物にならないレベルではないため、会話で要件を伝えることはできますが、少しだけノイズなどを我慢する必要があります。
僕が2年間利用してみた感想としては、多少不便な部分はありますが、僕が普通に使う分にはそこまで神経質になることはありませんでした。
プレミアムコースで速度安定
マイネオには、通常回線とは別の回線網を利用できるプレミアムコースがあります。速度低下が絶対に嫌だ! という方にはオススメです。
通常回線が混雑している時間帯でもプレミアムコースを利用すれば、ストレスなく快適な通信を行うことが可能となっています。
基本プランでは通話料金は定額ではない
マイネオの基本の料金プランは、通話のかけ放題ではありません。電話を掛けた分だけ料金がかかる従量課金制です。
大手キャリアと比べて、基本利用料は確かに安くなりますが、通話料は含まれていない金額だということを覚えておいてください。
通話の定額制プランとして、「通話定額30」「通話定額60」「10分かけ放題サービス」というオプションプランもあります。電話をたくさんする方は、通話料定額のプランを選択した方がいいと思います。
初期設定を自分でするのが面倒
マイネオを契約するとき、自宅でSIMカードを受け取ることにした場合、自分でSIMカードを挿したり開通手続きなどの初期設定を行う必要があります。経験のない方にとっては少し面倒に感じるかもしれません。
丁寧な手順書が付いていますので、知識がなくても手間取ることはないと思います。
不安な方は取扱店舗でのご契約が安心かもしれません。
ポイント制度がない
マイネオには利用料金に応じたポイント制度はありません。
大手キャリアでは利用に応じたポイントが加算されていき、端末やアクセサリーの購入費に充てることができますが、マイネオではできません。
料金自体が安い格安SIMなので、ポイント分以上の料金が差し引かれていると考えると良いと思います。
利用料金に応じたポイント制度はありませんが、公式ファンサイトの「マイネ王」では利用期間に応じてもらえる王国コインや、さまざまなアクションでもらえるスタンプやチップがあります。
1年以内のMNP転出には手数料がかかる
マイネオでは、最低利用期間や違約金などはありませんが、契約から1年以内のMNPによる転出に限っては手数料11,500円がかかります。
同じ番号を使うためにMNPでマイネオへ転入する場合には注意しておきましょう。
まとめ:マイネオの注意点
- 特定時間帯の通信速度が遅い
- 基本プランでは通話料金は定額ではない
- 初期設定を自分でするのが面倒
- ポイント制度がない
- 1年以内のMNP転出には手数料がかかる
僕が2年間利用して感じるのは、実質利用する上で問題となるのは1番目の「通信速度」の問題だけでした。
平日のお昼休み、確かにネットでサクサク調べものをしたり動画閲覧したりしたいこともあるかもしれません。
その点だけは少しストレスかもしれませんが、それ以外ではまったく普通に使えますからね。利用用途によってマイネオが向いているか向いていないかが変わってくると思います。
さいごに
今回は、マイネオを契約する前に知っておいてほしい注意点についてご紹介しました。
料金が安いというのはかなりのメリットですが、多少のデメリットもあるということを知ったうえで契約してほしくてあえて書きました。
僕が2年間使ってやめなかったのは、通常の利用には耐えられるレベルだったからということだと思います。本当に使い物にならなかったら2年も経たずにやめてますしね。気にしすぎなくていいと思いますよ。