IFTTTはさまざまなサービスを連携してくれる便利なWebサービスです。
近年はGoogle HomeやAmazon EchoなどAIスピーカーとの連携が進んできたこともあり、多くのユーザーから注目されています。
サービスを利用するためには、連携する各サービスのアカウント情報をIFTTTに教えてあげる必要があります。
謎な海外サービスだけど、IFTTTって安全なの?
今回は、IFTTTは安全なのか? という観点からIFTTTについて考えてみたいと思います。
IFTTTとは
引用元: IFTTT
IFTTT(イフト)とは「レシピ」と呼ばれる個人作成もしくは公に共有しているプロフィールを使って数あるWebサービス(Facebook、Evernote、Weather、Dropboxなど)同士で連携することができるWebサービスである。
引用元: IFTTT - Wikipedia
サービス開始
2011年
開発者
Linden Tibbets(リンデン・チベッツ)氏
運営会社
IFTTT Inc.
本拠地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
登録利用者数
1,000万人以上(世界)
サービスサイト
コンセプト
「if this then that」というシンプルなコンセプトに基づく「レシピ」を作成し共有することができる。
引用元: IFTTT - Wikipedia
「If this, then that」(もしこれをしたら、自動的にあれをしてね)というコンセプトがあり、作業をより便利にしてくれるWebサービスです。
this=「きっかけ」 | that=「行動」 |
---|---|
「Facebookで写真をタグ付けした時」 | 「テキストメッセージの送信」 |
「Instagramの写真にいいねした時」 | 「Dropboxへ画像を保存」 |
「明日の天気が雨だった時」 | 「傘を持っていくようにメールに通知」 |
「自宅の最寄駅へ到着した時」 | 「もうすぐ帰宅すると家族にメール」 |
「きっかけ」+「行動」を合わせたものを「レシピ」と呼び、それぞれ多くの選択肢の中からレシピを作ることができます。
使いこなすことができたら、きっと便利でしょうね。僕はまだ使いこなせていません。
利用可能なサービス例
現在、thisおよびthatに指定できるサービス(チャンネル)は400件以上あります。(2018年1月記事投稿時)
See all services
Facebook、Twitter、instagram、Dropbox、Evernoteなど主要なクラウドサービスのほか、AndroidやiOSの機能を利用できるものもあります。
自分で考えるのが難しいときは、一般に公開されているレシピを活用すれば、より簡単にサービス連携が行えます。
サービス連携にはアカウント情報の登録が必要
とても便利に見えるIFTTTですが、サービスを連携させるためには当然ながら各サービスのアカウント情報を教えてあげなければなりません。
たとえば、TwitterとDropboxを連携させるなら、TwitterのユーザーIDとパスワード、およびDropboxのユーザーIDとパスワードをそれぞれ教えてあげる必要があります。
アカウント情報を登録しないことには、サービス連携が利用できないのは当たり前なのですが、IFTTTへ次から次へアカウント情報を登録することに抵抗を感じる方もいるのではないかと思います。
IFTTTは安全なサービスなの?
IFTTTは安心して利用できるサービスなのかという疑問が浮かんでくると思います。
プライバシーポリシーを確認
IFTTTのサイトで公開されているプライバシーポリシー(個人情報保護方針)について調べてみました。
詳細はこちらの記事で確認してみてください。
個人情報の保管方法から、セキュリティ方針、データの管理や第三者との情報共有の条件など細かく記載されています。
IFTTTは信頼できる企業
結論としては、IFTTTを利用しても個人情報が意図せず外部へ漏洩してしまうというような危険性は少なそうです。
プライバシーポリシーの内容を確認する限りでは不審なところもありませんし、IFTTTは信頼できる企業・サービスだと思えました。
海外サービスは最初は不安なもの
Twitter、Facebook、instagram、Dropbox、Evernote、これら海外サービスの多くは今では当たり前のように使われています。
しかし、日本でサービスを開始した当初はよくわからないサービスという印象であったはずです。
同じように、IFTTTも今は海外の謎なサービスでしかないかもしれませんが、今後はより一般的なサービスになっていくのではないかと思われます。
今後、日本で正式にサービスが展開されるようになれば、不安も払しょくされることでしょう。
GoogleとAmazonもIFTTT連携を案内
Google,Amazonも自社のFAQページで、Google Home,Amazon EchoとIFTTTとのサービス連携によって機能拡張ができると発表しています。
大手サービス提供元が公式に利用について言及していますので、利用者は安心していいと思いますよ。
国内大手企業もIFTTTとサービスを連携
国内の大手企業が提供するサービスの中にもIFTTTを利用しているものがあります。
東急沿線でケーブルテレビiTSCOMを提供するイッツ・コミュニケーションのサービス「インテリジェントホーム」もIFTTT連携を利用していると発表しています。
さいごに
今回は、IFTTTは安全なのかという観点からIFTTTのサービスについて考えてみました。
IFTTTは海外のサービスで日本ではまだ認知度が低い方ですが、大手企業もサービス連携している安心できるWebサービスでした。
サービス自体に不安を感じるようであれば、自分が納得できる範囲で少しずつ利用してみるというのがいいと思います。
僕も最初は、なんだろう? という感じで触っていたのですが、今はとても便利に活用するようになりました。
それでもやっぱり不安という方、サービス連携ツールはIFTTT以外にもいろいろありますので、ご自身に合ったサービスを見つけてみてくださいね。