中学生の頃、お小遣いで初めて買ったCDが黒夢の「FAKE STAR」でした。
あれから20年以上の時が経ちましたが、黒夢、SADS、そしてソロと清春さんが作る楽曲を今でも変わらずに愛聴しています。
90年代後半から2000年代の前半当たり、黒夢やSADSの音楽を聴いていた人って結構多かったんじゃないかと勝手に思っています。
そんな、かつて黒夢・サッズを聴いていた人に伝えたいんです。まだ聴いたことがないなら、ソロの「清春」の曲を聴いてください!! 是非!!!
この記事では、今からでも間に合う「清春」の楽曲の素晴らしさと聴き方についてご紹介していきます。
この記事は、清春さんおよびその音楽が大好きな僕の個人的な感想による紹介記事です。感想・解説・見解には僕の超個人的な意見・妄想が入っているのでご了承ください!
「清春」をおさらい
まずは清春さんについておさらいしておきましょう。
「清春」の歴史
1991年 黒夢結成
1994年 黒夢メジャーデビュー
1999年 黒夢無期限活動停止
1999年 サッズ結成
2003年 SADS活動停止、ソロ活動開始
2010年 黒夢・SADS復活
2018年 SADS年内での活動休止発表、ソロ活動継続中
「清春」の魅力
- あの素晴らしい美声!
- 超人的な発声能力!
- 激しさと繊細さが絡み合う歌詞!
- ギターを弾く姿もカッコいい!
- 男さえも惹きつける色っぽさ!
- 清春さん以外着こなせないあの衣装!
- ライブの演奏曲数も多い!
- ライブでも本当にファン思い!
- 実は下戸というギャップ!
もう、カッコよすぎですね。
黒夢とSADSをおさらい
黒夢・SADSは僕が中学~高校生くらいの頃に流行ってました。
当時の僕は、黒夢・SADSを本当によく聴いていましたね。CD購入だけでなく、雑誌やテレビの出演情報なんかもチェックしてたほどです。
黒夢は初めV系枠だったので、聴いていたのはV系ファンだけかと思っていたのですが、アルバム「COAKSCREW」など音楽性が変わっていくにつれて「え? お前も好きなの?」「まさかお前も?」というような感じに友人間ではみんな聴いてました。
サッズも「忘却の空」がタイアップでヒットしたこともあって、多くの人に認知されていたんじゃないでしょうか。
初期の黒夢から活動休止直前のKUROYUME、初期のサッズから活動休止直前のSADSの楽曲それぞれ聴き比べても、これ同じバンドなの? というくらいに雰囲気が違うじゃないですか。
アルバムごとにバンドの音楽性がガラっと変わっていることに毎回驚かされながらも、不思議なことに、その新しいCDを聴けば、それがまた大好きになるんです。
黒夢で印象に残っているCDは「Drug TReatment」ですかね。あの無駄にデカい初回版ジャケットが印象的。夏の暑い日に部屋でガンガン聴いていた記憶があります。
今思えば、音はそれほどきれいじゃないんですけど、粗削りなところがまた良かったんですよね。
SADSでよく聴いてたなぁってのは「THE ROSE GOD GAVE ME」ですね。
それまでの聴きやすいサッズではなく、急にヘビーでラウドなサウンドになったのが印象的でしたね。リアルファーストアルバムに相応しく、近年のライブでも演奏される曲が多く収録されています。
黒夢・SADSとも、2010年に再結成を発表するなど、常に驚きを与えてくれるバンドですよね。
ソロの「清春」の素晴らしき世界
2003年、SADSの無期限の活動休止後、同年夏からメジャーデビュー10周年の一環としてソロプロジェクトの「清春」として活動を開始します。
ジャンルの幅が広い
黒夢・SADSでは激しい曲・攻撃的な曲が多かったと思うのですが、ソロの楽曲はミディアムテンポの明るい曲や、バラードなんかも多くあって、とにかく聴きやすいです。
ソロの清春さんを初めて聴く人は「え!? これが清春なの?」と思うかもしれませんね。
明るい曲やバラードだけがあるわけではなく、暗くて妖艶な曲だったり、独特のコード進行が妙に心地よい曲、ノリノリのハードナンバーももちろんあります。それで、あの艶のある美声ですからね、聴いていてまったく飽きません。
豪華アーティストともコラボ
ファーストアルバムではLUNA SEAのSUGIZOさん、ラルクのkenさん、MORRIEさん、「UNDER THE SUN」では雅-miyavi-さんなど豪華アーティストが収録に参加しています。
また、清春さんが他のアーティストのトリビュート作品に参加することも結構あるんですよ。
有名アーティストの曲もカバー
そしてソロでは、有名アーティストの楽曲を清春風にカバーした作品もあるんですよね。
Tレックスの「20th century boy」やドアーズの「Hello, I Love You」、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「RELAX」、デッド・オア・アライブの「SOMETHING IN MY HOUSE」など海外バンドのカバーは本当カッコいいです。
意外なところでは、中森明菜の「TATTOO」や、さだまさしの「防人の人」なんかもカバーしていて斬新です。
もちろん、黒夢・SADS時代の曲も最新アレンジでセルフカバーしてリリースしていたりもします。
ライブに行きたくなる
個人的には黒夢・SADS・ソロの中で一番ライブに行きたいと思うのは断然ソロの清春さんのライブですね。実際、一番多くライブに足を運んでいます。
聴いていて心地いいんですよ。
僕も20代前半くらいまでは黒夢・SADSのハードでノリノリな曲が大好きだったんです。ただ、歳を重ねるにつれて落ち着いた曲へも関心が向いてきたんでしょうね。
それに、ライブでは本当にたくさんの曲を歌ってくれるんですよ。他のアーティストのライブと比べても演奏曲数はかなり多い方だと思います。
黒夢・SADS時代の楽曲もやってくれることも多いです。
「清春」を表現できるのは清春さんだけ
清春さんのソロの曲って、世界観が独特なんです。どこか切なげで暗くて怪しい感じもしてそこがカッコいいのですが、それでいて華麗で美しい。
同じような曲を歌えるアーティストは、今の日本には清春さんしかいないと思います!
ロックアーティストとしてハードなナンバーだけを演奏するわけではなく、ライブでお客さんを座らせてアコースティックでプラグレスな曲を披露したりと、いろんな挑戦をされています。
2018年最新アルバムの「夜、カルメンの詩集」はスパニッシュな雰囲気を全面に出したコンセプトアルバムですからね。男性アーティストでこんな感じの曲ができるのって清春さんをおいて他にいないと思います。
人は年齢を重ねれば少なからず変わっていくもの。清春さんの音楽も今後もっともっと進化していくんだろうなと思っています。
今日からの「清春」聴き方は?
だんだんソロの清春さんの楽曲を聴きたくなってきたでしょう?
できれば、全曲聴いてほしいんですよ。時期によって作風は違いますが、どれも珠玉の作品たちなのです。
ただですね、これから初めてソロの清春さんを聴きたいという方に大きな問題があるんですよ。
それは…
名曲がたくさんありすぎる!
ソロ活動を開始されてからもう15年経っていますからね。発表した楽曲も本当に多いんです。
オリジナルアルバムだけでも9枚ですし、アレンジ違いの楽曲なんかを合わせると、軽く100曲を超えてしまうんですよね。
自分自身について歌った曲、ある思いを込めて作った曲など、名曲がたくさんありすぎてどこから聴いていいか迷ってしまうんです。
それで最近は、Youtubeで検索して聴くって方も多いと思いますが、できればちゃんとした音源で聴いてほしいなって思ってます。
あと、楽曲が多いアーティストを初めて聴くときにやりがちなのが、アルバムを大人買い(もしくはまとめてレンタル)して一気に聴こうとする方法。
この方法、僕は経験上あまりおすすめしません。
アルバムが2~3枚になった時点で楽曲も20~30曲ですからね。聴いてもなかなか頭に入ってこないと思うんですよ。曲も覚えられないでしょうし、せっかくの作品が量に押されて薄っぺらく感じられてしまうんです。
おすすめの聴き方
僕が勝手におすすめする聴き方は、まずベストアルバムを聴く。次に、その中で気に入った曲の入っているアルバムから1枚ずつ時間をかけて聴いていく。という方法ですね。
ベストアルバムだとシングル曲が多いので、どの曲も比較的印象に残りやすいと思います。
その上でオリジナルアルバムを聴いていくと、聴きやすさが断然違うんですよ。全曲まったく知らない曲を10曲聴くより、合間に知っている曲が入っている10曲を聴いた方が、印象にも残りやすいですし、曲も早く覚えられると思いますよ。
清春さんもソロのベストアルバムを出されているので、まずはそこからってのもいいと思います。
ただ、「SINGLES」は2008年発売なので、それ以降の作品を聴こうと思ったら、以降のアルバムを1枚ずつ聴いていくっていうスタイルになってしまうと思います。
音楽ストリーミングもおすすめ!
最近流行りの定額制音楽ストリーミングを利用するのもアリです。音源の所有はできませんが、音楽をすぐに楽しめます。
人気の高い曲を中心にプレイリストを組んでくれていることが多いため、「清春」というアーティストの雰囲気を知りたいって方にはおすすめかもしれません。
Google Play MusicやSpotify・LINE MUSICといろいろありますが、「清春」さんの曲が配信されていないサービスもあるので注意してください。
Apple MusicとAmazon Music Unlimitedではアルバム単位で配信されているようです。
au公式のうたパスという音楽配信サービスでも聴けたりします。「うたパス」はau以外の人も使えますよ。初月無料で、月額300円から利用できるのでコスパも良いです。
「清春」のプレイリストがあるんです。新旧ミックスされた人気楽曲が含まれているので、初めて清春を聴く人から、ファン歴の長い人まで楽しめると思います。
さいごに
ソロの清春さんの曲を聴いてほしくて、熱く語ってしまいした。
知名度で言えば、黒夢・SADSというバンド名を知っている人の方が多いかもしれませんが、活動歴で言えばソロの「清春」の方が長いんですよね。
ソロの楽曲を知らない人にも、ぜひこの機会に聴いてみてください。