Office365やGoogle+のようなグループウェアを多くの企業で取り入れつつあります。また、Slackのようなビジネスチャットツールの導入も進んできていますね。
こうしたSNSツールをビジネスで活用して社内コミュニケーションを活性化させようという取組みには賛成です。便利なツールはどんどん取り入れていけばいいと思います。
ところで、SNSといえばTwitterでもFacebookでもプロフィールにアイコンを設定しますよね。社内SNSでもアカウントにアイコン画像の設定ができるのですが、あなたの画像の著作権は大丈夫でしょうか?
著作権侵害の可能性がある画像を使っているようなら、オリジナル画像に変更しましょう。
アイコンを利用する目的
なぜアイコンを利用するのかと言えば、アイコンを見ただけで誰からのメッセージなのか、誰の投稿なのかがわかりやすいからです。アイコン画像はその人を印象付ける大切な要素です。
TwitterやFacebookなどを見ると、本当にさまざまなアイコンがありますよね。アイコンを見ただけで、その人の個性があふれてくるようなアイコン画像も多いです。
アイコン画像はどんなものにしてる?
プロフィールのアイコン画像に使用している素材はさまざまですが、よく見かけるのはこんな感じかなと思います。
- 自分の写真
- 自分で摂った写真(動物・花・物・風景など)
- オリジナルのイラスト・似顔絵
- 好きな文字
- 好きな有名人の写真
- 好きなアニメ・漫画のキャラクター
ただ、自分の顔写真をアイコンにしている人は少ないという印象です。海外の方は平気で自分の写真を投稿しますが、日本人はやっぱり自分の顔写真をWeb上に投稿することに抵抗がありますよね。
Facebookでは顔写真を利用していても、一般公開されるTwitterでは顔写真を利用しないという方が多いのではないでしょうか。
著作権と肖像権の問題
どんな画像をアイコンにセットするかというところで問題になるのが、画像自体の著作権と肖像権だと思います。
自分が映った写真や自分で撮影した写真、自身で描いたイラストであれば問題ありませんが、インターネット上で見つけてきた画像の場合には注意が必要です。インターネット上に公開されている多くの画像には著作権があります。また自分で撮影した写真であっても有名人が映った写真などには肖像権が絡んできます。
こういった著作権や肖像権を考えていくと、Twitterなどで利用されているアイコン画像にはNGの画像も多いということがわかります。
みんな気にしていないだけで、実際にはNGなのです。
親切心で相手に「著作権に触れてますよ~」などと指摘したとしても、きっと相手からすれば「余計なお世話だよ!」と思われるだけだと思います。
プライベートとビジネスは区別しよう
著作権画像を、プライベートで利用することは百歩譲って許せたとしても、社内SNSなどのビジネスシーンで利用するってのはどうなのでしょう?
僕的にはナシだと思います。企業の姿勢が問われます。
でもね、実際には結構みんな使っちゃってるんですよね~。僕が関わっているいくつかの企業でも実際によくあることです。
けっこう年配の方とかでも好きなキャラクターの画像や有名人の画像をアイコンにしていたりして、わざわざ指摘して険悪なムードになるのもなんかなぁって感じだったりもします。みんな楽しんでやってるわけですし。
単に著作権に対する知識がないからなのか、理解していてもやっているのか、理由はいろいろだとしても本当はダメですよね。
社会的なルールですから、それを守れない社員が所属する会社は、やっぱりルールを守れない会社ということになってしまいますからね。
社内SNSのアイコン画像ルールを作ろう!
一番良いのは、社内でアイコン画像に関するルールを作ることです。
- 著作権・肖像権のある画像を利用しない
- 著作権が自身にある画像、または著作権フリーの画像を利用する
社内SNSは社員、もしくは取引先くらいしか共有されません。であれば、普通に自分の顔写真を使っても良いのでは? と思います。
それでもやっぱり顔写真に抵抗があるというならば、自分の撮った写真や自作のイラストなどにしましょう。著作権フリーの素材写真を利用することもできそうですし、選択肢は多いと思うのです。
会社としてのアイコンのルールをあらかじめ決めておくと混乱せずにすむと思います。あくまでビジネスで利用するSNSのアカウント情報ですから、ある程度会社の方で取り決めをしておく方が後々問題にならずにすむはずです。
オリジナルアイコンを作成しよう!
著作権のある画像を利用する代わりに、オリジナルのアイコン画像を作成して利用するのが一番安心です。
自分で写真を準備したりイラストを描くことができない! という方も多いと思うのですが、僕がおすすめするのは「ココナラ」というサービスです。
ココナラ(coconala)とは、ユーザー同士が得意なことを売り買いできるサービスです。商品ではなく、スキルを売買できるメルカリ・ヤフオクのようなサービスです。
「アイコン画像描きます」「似顔絵イラスト作成します」といった出品が多いので、気に入ったものがあれば自分だけのオリジナルイラストを作成してもらうことができます。
個人ユーザーがほとんどなので、専門サービスのデザイナーへ依頼するよりも格安でお願いできるのがメリットです。オリジナルなのでためらうことなく社内SNSのアイコンに利用することができます。
僕のブログプロフィールのイラストもココナラで書いてもらってます。気楽にできるのでおすすめです。
さいごに
今回は、社内SNSにおけるプロフィールのアイコン画像の著作権などについて考えてみました。
ビジネスで利用するものですので、一般的なルールはしっかり守って運用してほしいなと考えています。
愛着のわくアイコンを自作してみるというのもいいと思いますよ。