電車やバスなどで利用できる交通系ICカード。おでかけの際には必ず持ち歩くという方も多いと思います。
通勤や通学の定期券として利用している場合、交通経路によっては1枚のICカードでは目的地までの定期券を作ることが出来ない場合があります。
僕の場合も、通勤の定期券にSuicaとPASMOの2枚の乗車カードを利用しています。
ICカードの2枚持ちは改札のたびに出し入れするのが不便だったのですが、定期ケースを替えたところ快適になったのでご紹介します。
定期の経路変更で2枚持ちに
引越しを機に、通勤定期券の経路を変更したら2枚持ちになってしまいました。
以前は東急線の駅から乗車し、東京メトロの駅で下車するルートであったため、PASMO1枚に定期券を登録して利用してきました。
東急線 => 東京メトロ線
ところが引越しにより出発駅がJRの駅になったことで、1枚の定期券では対応できなくなってしまったのです。
JR線 => 東急線 => 東京メトロ線
※その後、読者の方からの素晴らしい情報により、1枚にまとめられると判明しました。
2枚持ちのデメリット
めでたくPASMOとSuicaの2枚を所有することになったわけですが、利用してみると不便なところが出てきました。
2枚重ねてタッチはできない
まず、2枚のICカードを重ねたまま改札でタッチすることはできません。
同じパスケースに入れたままの状態でタッチすると、かなりの確率でエラーとなってしまい、改札を通ることができません。
自動改札機はカードと電波で交信しますが、2枚以上の複数カードと同時に交信することができないからです。
ごくまれに、2枚のカードを重ねた状態でも認識してしまう場合もあるようです。その場合は両方のカードで入場していることになり、運悪く退場時もそのまま両方のカードが認識されれば、余分な乗車賃を支払うことになってしまう可能性もあります。
改札のたびに出し入れが面倒
2枚重ねては使用できないということで、改札を通るたびに使用するICカードを定期入れから取り出して使用するという方法をとっていました。
やってみればわかりますが、急いでいる通勤・帰宅ラッシュ時は手間取ってしまい、毎回のこととなると面倒で仕方がありません。
頻繁にカードを出し入れするため、カードにもスレ傷が付いて見栄えが悪くなってしまいます。
2枚持ちにおすすめの定期入れやグッズ
交通系ICカードを2枚収納して使える定期入れやグッズを使うのがおすすめです。
仕切り板タイプ
既存の定期入れに入れて使うことができるICカードセパレーターという商品です。
現在使っている定期ケースがお気に入りのため、同じ定期ケースを使い続けたい方におすすめです。
カードサイズの干渉防止シートとなっており、2枚のICカードで挟んで定期入れの中に入れることで、表と裏で別々のICカードを利用することが可能になります。
干渉防止プレートが反対側のICカードを遮断するため、改札でも接触面のICカードのみが認識されて利用できるという仕組みです。
難点は、改札機でエラーが発生しやすいということです。電波を遮断するカードと言っても、改札に接触させる位置や角度などによって両方のICカードが認識されてしまいエラーとなってしまうことがあります。
Amazonの商品レビューを見ても、良いという人と悪いという人と評価が分かれています。
二つ折りタイプ
ICカードを2枚利用することを考えて作られた定期入れもあります。
こちらの定期入れのように、左右にパカッと開く二つ折りタイプのものは改札を通過する際に、利用したいICカード側を開いてかざすことでスマートに利用することができます。カラーも複数の選択肢があるのはいいですね。
仕切り板タイプに比べて改札機でのエラートラブルが少ないのが最大のポイントです。
しかし、今まで使っていたお気に入りのパスケースは使えなくなってしまうというデメリットもあります。
二つ折りタイプを使ってみると
ちなみに僕は二つ折りタイプの定期ケースを利用しています。
片側にSuica定期券、反対側にPASMO定期券を入れています。
2枚のICカードを収納
Suica側は取出し用の小さな窓があるだけで、外からは内容がわかりません。PASMO側の方は内側で出し入れするようになっており、全面が見えるようになっています。
その他のカードも収納可能
内側には他のカードを収納できるポケットも準備されていますので、財布に入れるほどではないけれど利用頻度の高いカードを入れたりするのに便利です。
外観など
この商品は本革仕様の日本製ですが、縫製はあまりうまくありません。
しかし、国産品としては価格が安い方であるため細かいところに文句を言うべきではありません。完璧な品質のものを望むならもう少し値の張る商品を選ぶべきでしょう。
定期入れは人前でじっくり見せるものでもありませんし、使っているうちに自分でも気にならなくなってきますので、僕にはこれで十分です。
さいごに
今回はPASMOやSuicaの2枚持ちの場合のおすすめアイテムをご紹介しました。
ICカードの2枚持ちは、慣れるまではストレスに感じる部分も多いかもしれませんが、便利なアイテムはたくさんありますのでぜひ試してみてください。