PC利用中にデスクトップに見知らぬフォルダがあることに気が付きました。
名無しのフォルダが2つ。
こんなの作ったかな? と思い、ダブルクリックで中を開こうとするが開けない。あれ?
削除もできない。再起動しても消えない。なにこれ?
いろいろ調べた結果、直前にOfficeをインストールしてアンインストールしたのが原因ぽいです。
レジストリから削除して消せました。
名無しフォルダがデスクトップに2つ
気が付けば突然置いてありました。
フォルダを開くこともできないし、なんなのかさっぱりわかりません。
削除できない
とりあえず、削除しますよね? ゴミ箱へ移動です。
削除すると直後は消えるんです。ところが、ゴミ箱の中にはいないんです。どこ行った?
不思議に思って、デスクトップをF5で更新すると消したはずのフォルダが復活しているのです。
何度も削除を試みましたが、そのたびに復元されます。
再起動すれば消えているかと思いきや、再起動後もしっかりデスクトップに鎮座しておりました。
まさに怪現象。
ウイルスでもない?
なにか変なウイルスやマルウェアに感染したのかと疑いました。
アンチウイルスの履歴には怪しいものはありませんし、スキャンをしてもそれらしいものは検出されませんでした。
ウイルスの可能性は低いようです。
通常フォルダではない?
次に右クリックでコンテキストメニューを開きましたが、通常のフォルダで表示される[開く]などはない様子。
切り取り、ショートカットの作成、削除 のみ。
削除はできないことがわかったので切り取りにチャレンジ。
別ディレクトリに貼り付けようとすると、こんなエラーが…。
とりあえず、CLSIDはわかりました。
ショートカットの作成は実行しても何も起こらない模様。
レジストリーから削除して消した
CLSIDをレジストリーエディタで検索して削除したら、デスクトップのフォルダアイコンも消えました。
レジストリの操作を誤ると危険です。操作は慎重に自己責任で行ってくださいね。
- 「regedit」と検索してレジストリーエディタを起動します。
- 以下のNameSpaceブランチを表示し、対象2つのCLSIDを確認します。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Desktop\NameSpace\
0875DCB6-C686-4243-9432-ADCCF0B9F2D7
138508BC-1E03-49EA-9C8F-EA9E1D05D65D - 対象2つのブランチを削除します。
以上でデスクトップ上のフォルダーアイコンが消去されました。
CLSIDでレジストリー内を検索してみると、片方はどうやらOffice 2013のOneNote関連のファイルっぽいことが判明しました。もう片方はよくわかりませんでした。
同じCLSIDがレジストリー内には残っているのですが、消してよいのかよくわからないので残しました。
不要なら削除してもいいと思うのですが、その辺はお決まりの自己責任で。
原因はOfficeアプリケーションのインストールやアンインストールらしい
海外の掲示板なんかで確認してみると、同様の話題をみつけました。
参考
2 empty folders still appearing on desktop even after deletion - superuser
こちらで原因として紹介されていたのが、Office2013やOffice2010のインストールとアンインストールという説。
たしかに僕も直前にOffice2013をインストールしていました。
既にOffice2013が入っているPCに誤って別タイプ(ライセンス体系が異なる)のOffice2013をインストールしてしまうという操作でした。
途中で誤りに気が付いたのでインストールを停止して、アンインストールを行ったのですが、その後で例の名無しフォルダが作られていることに気づいたわけです。
まぁ、イレギュラーな操作はしない方がいいってことですね。
さいごに
デスクトップに突然現れた名無しフォルダは、Officeのインストールやアンインストール時の例外エラーのようなものが原因のようです。
とりあえず、デスクトップ上だけでもきれいにできたので良かったです。
残ったCLSIDはそのままで良かったのか…。消してもいいけど余計なことして別のトラブルが起こるのも怖いしね。ひとまず放置しておこう。