寄付による災害支援の方法がさまざま紹介されていますが、AmazonのAIスピーカー「Echo」シリーズでもアレクサとの会話だけで寄付することができるようになりました。
というわけで、さっそく「アレクサ、赤十字に寄付して!」で寄付してみました。
日本赤十字のAlexaスキル
今回ご紹介するのは、日本赤十字社が提供するAlexaスキルです。
寄付は1回あたり100円~50万円の範囲で金額を指定して行うことができます。
記事投稿日現在、日本赤十字社では平成30年7月豪雨災害義援金を募集しています。寄付された義援金は全額が被災地へ届けられるということでした。その時々で支援を必要としている分野への寄付を案内してくれると思います。
スクリーン付きのEcho Spotが話題のため、メディアではそっちが多く紹介されていますが、Echoシリーズ全般で利用可能なスキルです。
アレクサに寄付金額を伝えることで、Amazonアカウントに登録されたAmazon Payを通じて決済が行われ、日本赤十字へお金が支払われるというしくみです。
Amazon Pay
アマゾンペイはAmazonに登録してある氏名・メールアドレス・クレジットカード情報などを連携させることで、他サービスでも余計な登録なしで買い物や寄付ができるという機能です。
「アレクサ、赤十字に寄付して!」
今回はEcho Spotで寄付してみます。
「アレクサ、赤十字を開いて」で日本赤十字のAlexaスキルにアクセスします。
声だけで寄付するためには、AlexaスキルでAmazon Payを利用することを有効化しなくてはいけません。
初期状態では有効になっていないため、スマホアプリへ送られたカードから権限を付与して有効化します。
気を取り直してもう一度チャレンジです。
アレクサへ「寄付するよ!」と回答します。
「いくら寄付しますか?」と聞かれるので、「千円!」などと寄付したい金額を回答します。
金額が正しく聞き取られていることを確認して、OKなら確定しましょう。
支払った内容は、AlexaアプリやAmazonの登録メール宛に明細が送られてきますので正しい金額で寄付できたのかを確認することができます。
気軽に「会話で寄付できる」
このスキルを利用してみた感想としては、会話で寄付できるのが面白いってことです。
声掛けだけで寄付できるので、つい何回も試したくなりますよね。
「寄付が面白いなんて不謹慎だ」とか批判されそうですが、募金される赤十字としては一人でも多くの人に興味を持ってもらえるのはうれしいはずです。
利用者がアプリを利用することを楽しんでいたとしても、結果的に寄付してくれるならこのような手段はアリだと思いますよ。
気をつけたいこと
ついつい寄付してしまいたくなるこのサービスですが、一つ気をつけたいことがあります。
持ち主が連携しているAmazon Payの情報なのですが、自分以外の家族や第三者が「寄付して」とお願いすれば寄付できちゃうんですよね。
試しに妻に「寄付して」と言ってもらったところ、僕のクレジットカードからの支払いで寄付が完了しました。声質から誰の依頼なのかを判別してくれるというわけではないんですね。
自分の知らないうちに莫大な金額を寄付されていたなんてことにもなるかもしれませんので、ちょっと気をつけたいところですね。利用明細がアプリやメールで届くので気が付くとは思いますが。
長期間利用しないなら権限を無効にしておくというのもいいと思います。
ちなみに、一度無効すると「アレクサ、赤十字でいくら寄付した?」と伝えて今までの寄付金額を聞いても金額がリセットされちゃうみたいで答えてくれなくなります。
さいごに
今回は、Echoに話しかけるだけで気軽に寄付できる日本赤十字のAlexaスキルをご紹介しました。
毎日アレクサに100円ずつ寄付してもらうのを日課にしますかね。