Surface Book 3 実機レビュー！ パワフル高性能で写真好きやクリエイターにオススメ！

Surface Book 3 実機をチェック！

洗練されたデザインがスタイリッシュ。

まずはSurface Book 3の外観をサクッと見ていきましょう。

ニィ

今回は13.5インチモデルをお借りしました！

Surface Book 3 外観レビュー

Surfaceは外箱から中味までがすべてシンプルでいいですね！

付属品はACアダプターとOffice Home & Business 2019のライセンスカード、説明書などです。

ボディはシンプルで美しい。

本体の材質は前モデルと同様にマグネシウム製でマットな触り心地。

自由に角度をつけられるヒンジが特徴的。

ヒンジ部にはシルバーのラインがアクセントとして入っていて上品で高級感のあるデザインに仕上がっています。カラーは13.5インチ・15インチともにプラチナのみ。

ニィ

この質感の美しさ、雰囲気はSurface Proのプラチナカラーとはまた別格に感じます

Surface Book 3 スタイルをレビュー！

Surface Book 3は用途に合わせて3種類の形態で作業を行うことができます。

キーボードを使う作業では通常のノートPCとして利用できますが、画像編集などキーボード操作が不要な作業ではディスプレイを反対向きに装着してポータブルスタジオモードとして利用ができます。

①ディスプレイ部分を反対に装着

②角度をつけたままの作業も可能

③フラット状態でも利用可能

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GPUはキーボード側に内蔵されているため、ポータブルスタジオモードならSurface Book 3のGPU性能がフルに発揮できます！

専用のSurfaceペンやSurface Dialといったアクセサリーを使うことで、より効率的な作業を行うことが可能です。

ディスプレイは専用ボタンからかんたんに取り外せます。

また、パワーは落ちますがディスプレイのみを取り外したタブレットとしても機能するため、外出先で撮影した作品のチェックやプレゼンなどに利用することもできます。

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タブレットモードだと普通のIntel Coreクラスのグラフィックス性能となります

※性能比較は当記事の後半で紹介しています。

Surface Book 3 キーボードレビュー

続いてキーボードも見ていきましょう。

キーボードは本体カラーと同系色のメタリックな印象を受ける色使いです（金属製ではないです）

キー間隔やキー配置は一般的なデザインで、Surface Laptopなどに近くゆったりとしていますね。

タイピングはカタカタと心地よいリズム感で打鍵することができます。個人的にはSurface Laptopのキーボードより好きな感じ。

キーボード右上にはディスプレイ取外し用のボタンがあり、このキーを押すか画面上の取外しボタンをタップすることでディスプレイを切り離すことが可能となります。

ディスプレイの取り外しキー

画面上の取り外しボタンからも取り外し可能

キーボードの両端は側面に向かって微妙にカーブしていて、ここでも細かなデザインセンスをみることができますね。

トラックパッドも広めで感度も良いです。

Surface Book 3 インターフェイス・カメラなど

外部端子は比較的多めです。話題のUSB-Cも搭載されていますが、まだまだ多いUSB-Aポートが2つあるのはうれしいですね。

USB-Aポート2つ、SDXCカードリーダー搭載。

また、Surface Pro 7やSurface Go 2ではmicroSDカードスロットが搭載されているのに対して、Surface Book 3ではフルサイズのSDカードスロットというのもポイントです。

一眼レフカメラなどで撮影したSDカードのデータをアダプターなしで取り込めるというメリットは大きいです。SDXCの64GB以上のカードにも対応しています。

ニィ

写真好きにはうれしい仕様ですね！

キーボード側のSurface Connectでの充電

タブレット利用時はディスプレイ単体での充電も可能

バッテリーはディスプレイ側とキーボード側にそれぞれ独立して搭載されているため、Surface Connectポートもそれぞれにあります。

ノートPCモード、ポータブルスタジオモードではキーボード側の充電で両方一緒に充電されます。タブレットモードの場合にはディスプレイ単体での充電が可能です。

Surface Book 3 特徴をレビュー

SurfaceノートPCで最もハイパフォーマンス！

Surface Book 3はクリエイター向けのSurface Studio 2を除けば、ノートPCスタイルのSurfaceの中ではSurface Pro 7やSurface Laptop 3よりもはるかにパワフルなんです。

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前モデルのBook 2より 50% 高速化しました

独立したGPUとして、NVIDIA GeForce GTX 1660 Tiなどが選択可能でメモリ容量も最大32GBまで搭載可能。

外部グラフィックスカードを備えていることで、GPUの動画再生支援が利用できる編集ソフトなどを使う際に高速処理が期待できます。

CPU・GPUベンチマーク

PCMark10によるベンチマークを計測してみました。今回の実機スペックSurface Book 3はキーボード側にGPUが搭載されているため、ノートPCモード、ポータブルスタジオモードでは最高のパフォーマンスを発揮できます。

一方、キーボードから切り離したタブレットモードでは外部GPUなしのIntel Core i5/ i7プロセッサーとしてのパフォーマンスとなります。

ノートPCモードでの計測

PCの電力設定を最高のパフォーマンスで計測しています。

ノートPCモードでの計測結果

さすがSurface Book 3といった結果です！　GeForceとメモリ32GB積んでるだけのことはあります。

これだけ余裕があると、画像や動画編集などパワーを必要とする処理も重くならずにサクサクと行えるのではないでしょうか。

タブレットモードでの計測

つづいて、ディスプレイのみでも計測しました。GPUなしでのパフォーマンスということになります。

タブレットモードでも計測結果

キーボードありと比較すると大幅にパフォーマンスは落ちていますが、それでもそこそこ快適に利用できそうです。

CPUは第10世代の Intel Core i7-1065G7 なのでSurface Pro 7でも選択可能なスペック。比較的高性能ではありますが、3D-CADソフトなどを扱うクリエイター向けとしては決して最高スペックとは言えません。ただ、Surface Book 3ディスプレイの薄型なデザインにCPUが入ってるので仕方ないです。

この結果からもわかるように、タブレット側だけで利用する場合には外部GPUの性能を発揮できないため、撮った写真や映像作品をチェックしたり映画を楽しむなど、比較的ライトな用途で使うのが良いでしょう。タブレット単体ではバッテリーもそれほど持ちません。

ニィ

タブレットだとSurface Pro 7で計測した値とほぼ同じくらいですね

高精細ディスプレイが作品を美しく見せる！

Surface Book 3は画面も本当にきれいなんです。採用されているPixelSenseディスプレイはsRGBを100%近くカバーする色再現性※を備えていると言われていて、まるで実物のような高画質な映像を表示できます。

クリエイター、デザイナー、プログラマー、あらゆる業種で活躍しそうです。
※「sRGBを100%近くカバーする色再現」はPixelSenseディスプレイのものであり、Surfaceの公称値ではありません。また、実測とは異なる場合があります。

ディスプレイが高精細で美しいSurface Book 3

ディスプレイの傾きを検知して縦横が切り替わります。

ニィ

高画質な上、タッチ対応・ペン対応です

縦横が3:2というのはポイントで、最近のPCディスプレイでは16:9が多くなっていますが、一眼レフで撮る写真のサイズ比は3:2の方が多いんです。ですから、写真を多く扱う場合には3:2ディスプレイだと作品が見切れることなく画像をより大きく映すことができるためオススメです。

Surface Bookでは出荷時にハードウェア的なキャリブレーションがされているためデフォルトのままでも正確な色表示に近い状態と言えそうです。

スマホやタブレットに多い発色が極端なディスプレイとは違って、Surface Book 3ではより自然で素直な色調の表現ができると言われていて、フォトグラファーが画像の品質を正しく評価するのにも向いているでしょう。

これだけ高精細なディスプレイなうえにタッチ対応・ペン対応というところも高評価です。

一方、少し引っかかるのは、ディスプレイに光沢の良いグレア加工がされているということ。作業中に背後の景色や上部のライトが映り込むことがよくあります。

個人的には光沢ディスプレイが表現するコントラストの良さや映像の美しさはかなり評価しています。一方、ふとした際に画面への映り込みが気になって作業に集中できなくなることもしばしば。

都度、画面の角度を変えて対応するか、画質は若干甘くなりますがアンチグレア（非光沢）の保護フィルムを貼るなどして対策することも可能です。

参考第3回 Surface Book の液晶ディスプレイを大検証 - Microsoft atLife

Surface Book 3 どんな作業ができるの？

さて、ここからはSurface Book 3を実際に使ってどんなことができるのかをご紹介していきます。

今回は写真好きの方がSurface Book 3を使って画像編集するシーンを想定したものです。

プロの写真家が普段Surface Book 3でどのような作業をしているか、コメントを含めて詳しい使い方を紹介してくれていますので参考にしてみてください。（御苗場UNUSUAL PHOTO FEST! というイベントで配信された映像となります）

フォトグラファー大和田 良さん

フォトグラファー上田晃司さん

Surface Bookを普段から活用されているプロの写真家の作品制作におけるワークフローやレタッチなどが学べます！

たとえば、数ある写真の中からお気に入りの写真を選定する際のレーティング作業では、通常ならマウスでクリックするなどして星マークを付けていきますが、Surface Book 3の場合はSurface Dialにショートカットを割り当てることで作業を効率化しているそうです。

Surface Dailを回転することで写真を切り替えて、タップでレーティング。

画像編集作業はパワーを必要とするシーンが多くありますが、Surface Book 3ではマシンスペック的に快適に動作している様子がうかがえます。

Surface Book 3は、スタイリッシュなうえにストレスなく作業に集中できるハイスペックを兼ね備えたクリエイター向けデバイスと言えそうです。

ぜひ実機に触れて確かめてみてください。きっと気にいると思います。

ニィ

価格は20万円～と高めですが、用途に合わせて使えてデザイン性も高いところはポイント高いですね

Surface Book 3 価格

Surface Book 3の価格です。