Surface Laptop 3 15インチ レビュー 薄くて軽くてカッコいい！（2019年モデル）

Surface Laptop 3 15インチ デザインをレビュー！

Surface Laptop 3 15インチ版です。開封していきましょう。

15インチなのにとてもスタイリッシュ！

今回お借りした実機は、AMD Ryzen 5モデル。 SSDは256GBなので実際に購入を検討するには一番標準的な構成のものです。

天板デザインは従来のSurfaceシリーズから変わらずシンプルです。

アルミ素材が美しい上品なノートPCという印象。

裏面もいたってシンプル。素敵ですね。

すっきりとしたシンプルなデザイン。

付属品はACアダプターのほか、Officeプロダクトキー、ユーザーガイドなどシンプル。

15インチモデルでありながら、厚さ1.5cm以下。薄いです！

Surface Laptop 3 の15インチモデルについて一言で言ってしまえば、「薄くて軽くてカッコいい！」です。

15～16インチくらいのノートPCって、いわゆる"普通のノートPC"というデザインのものが多く、厚さもそこそこです。その中ではバツグンにスタイリッシュで上品な仕上がりの15インチだと言えそうですね。

ニィ

15インチなのに重さ1.5kgで厚み1.5cmはかなりスタイリッシュ

本体サイズ

「15インチ」は画面が広くて美しい！

広く余裕のある15インチ大画面。

Surface Laptop 3 15インチ版の一番のポイントはなんといっても画面が「15インチ」と広いこと。

従来のSurface Laptopシリーズの13.5インチでも一般的なA4ノートPCより画面に余裕がありましたが、更に画面が広くなったことで作業の幅も広がります。

画面が広いので大画面で見れて、複数のウィンドウで作業をする場合にも無理がなく使い勝手がいいんですよ。

右と左の2画面に分けて、一方で資料を表示しながらもう一方で文章を入力するとか、できる作業の幅が広がりそうです。

ディスプレイの左右で別々の作業をするのもラクラク。

映像も本当に綺麗に映るんですよ。ディスプレイは400万画素と高解像度なんです。写真や動画、Webサイトの配色なんかも色が綺麗に表現されていて鮮やかに映ります。

ディスプレイ上部にはフロントカメラのほかWindows Hello用カメラなどが設置されています。

Surface Pen (別売)は4,096段階の筆圧感知でお絵描きに最高！

また、タッチ操作やSurfaceペンによる画面入力にも対応しています。

Surface Penまたは手書きでの入力に対応。

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こんな感じでWebサイトやドキュメント資料へ直接書き込むことができます

一応、Surface Penは側面のSurfaceコネクト端子や天板の一部にくっつきます。

メタルパームレストが良い感じ

13.5インチ版ではパームレストの素材は、メタリック素材とファブリック素材（アルカンターラ）の2種類がありましたが、15インチ版では全カラーでメタルパームレストとなっています。

パームレストはメタリック。落ち着いたつや消しアルミ素材です。

キー配置は13.5インチ版と同デザイン。

キーボードのデザインは13.5インチ版と同じくテンキーなしです。そのため、パームレストが広くキーレイアウトにも余裕があるように感じられますね。

アクセントとなるキーには小さな突起が付いて区別しやすくなっています。

キー間隔は約19mm、キーストロークは約1.5mm程度。一般的なキーボードとして打ちやすいです

キーボタンのタイピング感も13.5インチ版と同様に心地よく、安定して "カタカタ" としっかり打つことができます。

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キー表面がサラサラとしていて文字を打ちやすい気がします

キーボードには3段階のバックライト搭載で暗い部屋でもタイピング可能。

旧モデルより少し広くなったタッチパッド。

タッチパッドも広いため操作しやすいです。質感も旧モデルと少し変わって使いやすい気がします。

USB-C対応だけど端子は少なめ

左側はUSB, USB Type-C, イヤホンジャック。

右側はSurfaceコネクト端子のみ。

外部端子は初めてUSB Type-Cに対応したことが話題になりました。

通常のUSB (上) とUSB Type-C (下)

USB-Cは転送速度が高速で、ディスプレイ出力や充電も可能、上下の区別なく使えるという先進的な規格です。対応機器は少ないですが、今後増えてくると思います。

フルサイズのUSBポートが少ないのが困りものですが、Type-Cのポートにアダプターを付けて変換することも可能です。この辺はアイディア次第ですね。

USB Type-Cから通常のUSBへ変換が可能

充電用のUSBポートがついたACアダプター。

ACアダプターは充電用USBポート付き。65Wです。

Surface Laptop 3 15インチの性能をレビュー！

初のAMD Ryzen搭載Surface！

※画像はSurfaceのものではありません。

Surface Pro 3 15インチ版のCPUでは、従来のIntel Coreシリーズではなく、AMD Ryzenモバイルシリーズが採用されました。

AMD RyzenプロセッサをSurface用にカスタマイズして搭載しています。

AMD Ryzenを選んだ理由については「グラフィックパフォーマンスに尽きる」^※とのこと。公式情報では、グラフィックスパフォーマンス(GPU)が15%向上、プロセッサパフォーマンスが10%向上とのこと。

実際に使用した印象としては、一般的なノートPCの中ではパワフルで十分な性能です。しかし期待しすぎるほどの最高パフォーマンスではないという感じです。

動画再生やブラウジング、Blu-rayディスクのリッピングなどは快適にこなしてくれました。Office作業や写真編集のような一般的な用途では十分すぎる性能で困ることなく利用することができると思います。

一方、オンラインゲームのベンチマークでは、ドラクエXのような比較的軽めのゲームは快適に動作しますが、FF14の「高品質」設定では動作が難しく、画質の調整などをする必要がありました。ゲーミングPCのような高品質のグラフィックにはかないませんが、設定を調整することで普通に遊ぶには問題ないでしょう。

ドラゴンクエストX ベンチマーク

ファイナルファンタジー14 ベンチマーク

CrystaDiskMarkの結果

Windowsの起動も一般的なPCと比べて速く、十数秒で作業が開始できるのはいいですね。

スピーカーも高品質！

キーボード左右の下側にはDolby Audio Premium対応のオーディオスピーカーが組み込まれています。一般的なノートPCのスピーカーというとシャカシャカした感じをイメージすると思いますが、このSurface Laptop 3ではかなり音質が良いと感じました。

Youtubeの音楽や映画の音声を聴くには十分すぎるほどの音質で、まったく違和感なく聴くことができます。これはぜひ体感してほしいですね。

バッテリーは1日使っても安心＆高速充電

連続駆動時間

公式サイトのバッテリー駆動時間は最大約11.5時間です。実際にはドキュメントを作成したり動画再生などさまざまな作業しますので、早くバッテリーを消耗してしまいます。

Web閲覧やドキュメント作成といった軽めの作業で利用した場合と、YouTubeの連続再生をした場合のバッテリー駆動時間を調べてみました。

アイドル時間が長かったり、バッテリーを節約モードにしたりすると駆動時間は公称の11.5時間に近づくと思います。

1時間で約80%の高速充電

充電用のSurface Connectは上下の区別なくマグネットでくっつきます。

バッテリーの充電はかなり速いです。ほぼ0%に近い要充電の状態から1時間で約80%近くの充電が可能となっています。満充電にかかる時間はおよそ1時間半でした。

充電中にPCを利用しているとその分時間が伸びてしまいますのでだいたいこんな感じという目安です。

前モデルのSurface Laptop 2よりも断然早いスピードなので「充電がない！　けど時間がない！」というときでも比較的スピーディに充電できるはずです。

Surface Laptop 3 15インチモデルは買うべき？

いろいろ考えるべきポイントはありますが、ハイスペックなゲーミングPCを求めていないのであれば買って損はないと思います。

15インチなのにカッコいい！

薄くてとてもカッコいい！

Surface Laptop 3のデザインはカッコいいですよね。薄くて軽くて、アルミボディでとてもスタイリッシュ。

MacではなくWindows派で、見た目も妥協したくないという方には満足度が高いノートPCだと思います。

15インチという画面は、マルチタスクをこなしたり映像を大画面に映したいという面で重宝しそうです。

ゲーム用には物足りないスペック

Surface Laptop 3 15インチのAMD Ryzenは一般的なノートPCの中では高性能で多くの作業をするには十分なスペックだと思います。

しかし、重い動画編集や重量級の3Dゲームをプレイするにはちょっとパフォーマンス不足です。できないことはないですが、期待するほどのパワフルさはありません。

一方、ゲームをせず、一般的な軽めのソフトがメインであれば十分満足できると思います。

Surface Laptop 3 15" 価格

15インチ版は13.5インチ版と比べても価格が高めです。

一般的なパフォーマンスという面では十分すぎる性能ですが、3Dゲームなどパフォーマンスを最も重視する場面では物足りなさがあります。

単純に画面が大きいというメリットを重要視するのであればこの価格でも"買い"ですが、そこをどう考えるかがポイントですね。

Office Home & Businessが付属しますので、15万円のノートにOfficeを付けたみたいな感じです。

自宅据え置きタイプ

13.5インチなら外出時に持ち出しても苦にならないサイズですが、15インチだと持ち歩きには少し大きなサイズ感です。

自宅やオフィスに置いて使う用途がメインになるのではないでしょうか。

画面の大きさを取るか利便性を取るかという問題で、Surface Laptop 3 15インチを自宅用、Surface Pro やSurface Goをサブ機として外出用にするのもアリですね。

まとめ

Surface Laptop 3 15インチモデルの実機レビューをまとめます。

ちょっとイマイチなポイントもありますが、全体的には好印象なノートPCでした。

全員におすすめはできませんが、利用用途が一般的なものであれば満足度の高いノートPCと言えそうです。

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