Netflixで公開中の映画「レッド・ノーティス」の作中に開発停止中となっている「Surface Neo」が登場しているとして話題となっています。
この作品は2019年から撮影されており、その後で「Surface Neo」は無期限の開発延期となりました。
新しく公開された映画にSurface Neoが登場したからと言って、MicrosoftがSurface Neoをすぐリリースする予定がないことは確かですが、なんだかうれしいですね。
映画「レッド・ノーティス」に「Surface Neo」がカメオ出演
ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットが主演の新作映画「レッド・ノーティス」に「Surface Neo」が出演するシーンがあることをWindowsCentralのZac Bowden氏が指摘しています。
Surface Neo in the new movie "Red Web" on Netflix pic.twitter.com/2RqQyeh3Dr
— Zac Bowden (@zacbowden) November 12, 2021
UHHHHHH OKAY MICROSOFT WE CAN’T HAVE THE SURFACE NEO IRL BUT RYAN REYNOLDS CAN HAVE IT IN RED NOTICE???? pic.twitter.com/dJ9hCkUeqX
— Cherlynn Low (@CherlynnLow) November 14, 2021
「Surface Neo」が登場するシーンは、MicrosoftがSurface Neoを無期限にキャンセルすることを決定する前に撮影されたものです。
Microsoftとしては、当初2020年秋に「Surface Neo」をリリースする予定でした。この映画は2019年から撮影が始まっており、その時点では「Surface Neo」が映画公開時に発売されているという前提で、映画スタジオとプロダクトプレースメント契約を結んでいた可能性があります。
Disney+のマーベル「ワンダヴィジョン」へもSurface Neoが!
こちらはもう少し前の2021年初めに公開されたマーベルドラマ「WandaVision」です。この作品へもこっそり「Surface Neo」が登場していました。
Well, WandaVision was filmed before the Surface Neo was delayed. I suspect Marvel / Microsoft has some kind of product placement deal in place, one that included the Neo before it was postponed indefinitely lol https://t.co/dWbwNEeWDg
— Zac Bowden (@zacbowden) January 29, 2021
こちらの作品もSurface Neoが無期限にキャンセル延期される前に撮影されていたもので、マーベルとマイクロソフト間に「レッドノーティス」と同様の契約が結ばれていたものと予測されます。
しかし「Surface Neo」はすぐにはリリースされません
残念なことですが、「Surface Neo」はすぐに発売されることはありません。
現状、「Surface Neo」の開発がストップしている理由には大きく二つの要因があると言われています。
一つは、Windows 10Xのキャンセルです。当初「Surface Neo」のOSとして搭載予定だったWindows 10Xは計画がキャンセルされ、その多くの機能がWindows 11へ統合されています。
もう一つは、搭載予定であったIntelのLakefieldチップがキャンセルされたことです。
そのため、Surface Neoはデバイスの中心となるOSとSoCの両方を失うこととなり、計画は白紙に近い状態に戻ってしまったと言えます。
今後、Surface Neoが登場する場合には2019年に発表されたものと同じ製品にはならず、最新のOSとチップセットが搭載され、デザインも「Surface Duo 2」で刷新されたように細かい部分で変更があることは確実と思われます。
今後の発表に期待したいですね。