Dr.Windowsによれば「Surface Book 3」の2022年2月のファームウェアアップデート適用後にデバイスが起動しなくなるというトラブルが報告されていることがわかりました。
一部のユーザーで、対象の更新プログラム適用後にドライブが認識されなくなり、デバイスが起動しなくなったと報告しています。
現在マイクロソフトでは原因の調査中であるとしています。
「Surface Book 3」をお使いの方は、原因が判明し対処が行われるまでの間はファームウェアアップデートは行わないことをオススメします。
「Surface Book 3」Hynix製SSD搭載モデルでドライブが起動できない問題
問題となっているのは、2月2日にリリースされた「Surface Book 3」向けのファームウェアアップデートで、Windows Updateを介して更新プログラムが提供されたものです。ユーザーは必要に応じてダウンロードしてインストールすることもできます。
今回の問題では、「Surface Book 3」のうち、Hynix製のSSDを搭載したモデルが影響を受け、更新適用後にドライブが認識されないトラブルが発生しているようです。同じ「Surface Book 3」でも、東芝製やSamsung製のSSDでは問題は発生していません。
具体的には、更新後にWindowsエラー「0x80300024」となり、パーティションを見つけることができないメッセージが表示されたとのこと。リカバリメディアを使用しての復元なども失敗しているようです。
影響を受けたユーザーの中には、デバイスの製品保証が切れているためにSurfaceのカスタマーサポートから有償での修理を提案されたとも報告しています。
マイクロソフトのフォーラムへ投稿したユーザーによれば、会社で使用している45のデバイスのうち、アップデートにより7台が影響を受けたと報告しています。
影響は一部ユーザーのみですが、アップデートは慎重に
今回の問題では一部のユーザーのみが影響を受けているようですが、利用者は通常、搭載されているSSDのメーカーについては認識していないことがほとんどであるため、まだアップデートを行っていないユーザーについては念のため保留にした方が安心だと思われます。
マイクロソフトは原因の調査を行い、不具合に対する修正アップデートを提供する可能性があります。