「Surface Pro 9」Intelモデルの実機をレビューします。
「Surface Pro 9」は国内で2022年11月29日に発売された最新モデルで、現在は公式マイクロソフトストアなどで販売中です。
マイクロソフトはSurface Pro XをメインのSurface Proラインへ統合し、「Surface Pro 9」で初めてIntelまたはARMベースのMicrosoft SQ3を搭載したモデルから選択可能となりました。
ハードウェアは前モデルSurface Pro 8と似たデザインの自立可能なWindowsタブレットPCで、別売りのキーボードを装着することでノートPCとしても利用できるデタッチャブル2-in-1です。
■Surface Pro 9 - 公式マイクロソフトストア
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-pro-9
「Surface Pro 9」のポイントはコチラです。
ポイント
- 「Surface Pro 9」はIntel第12世代とMicrosoft SQ3チップ搭載モデルを搭載!
- Intelモデルは前モデルより大幅なパフォーマンスアップ!
- 新色の追加、ARMモデルは5G対応!
「Surface Pro 9」は、どんな使い方でも快適に利用できるモバイルPCとしてIntelモデルの一部は「Evoプラットフォーム」の基準をみたす高性能PCです。ビジネス、プライベートからクリエイターなど専門分野においても十分なパフォーマンスが期待できるインテルお墨付きのモデルです。
動画編集、RAW現像、ゲーム、イラスト作成といった高負荷な作業も快適に行うことができます。基本的な性能が非常に高いノートPCのため、あとから性能面で後悔することが少ないのがメリットでしょう。学生さん、社会人などにオススメです。購入後、安心して長く使えます。
「Surface Pro 9」のラインナップには「Intel/ Wifi」モデルと「SQ3/ 5G」モデルがありますが、この記事ではベーシックな「Intel/ Wifi」モデルについて画像、計測結果を追記して実機レビューをしていきます。
「SQ3/ 5G」モデルについては別記事にてレビューします。
今回はマイクロソフト様より以下の評価機をお借りしてレビューしています。
Surface Pro 9
Intel Core i5/ 8GB/ 256GB
サファイア
Wifiモデル
Surface Pro Signature キーボード
サファイア
Surface スリムペン 2
・本レビューは、日本マイクロソフト様より商品を貸し出していただき執筆しています。
・当サイトは、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して紹介料を得ています。
「Surface Pro 9」発売日:11月29日
「Surface Pro 9」の発売日は2022年11月29日です。
米国では10月25日に発売されましたが、日本国内の一般消費者向けには11月29日から出荷されています。世界的な半導体チップとプロセッサ不足により、国ごとの発売日に差が出ているようです。
また、Surface Pro 9の5G対応ARMモデルは米国では複数のオプションから選択可能ですが、国内でのARMモデルは選択肢が限定されています。
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「Surface Pro 9」特徴をレビュー!
はじめに「Surface Pro 9」の特徴について確認していきましょう
Surface Pro 9 の特徴
- Surface Pro XラインがSurface Proラインへ統合
- CPUはIntel第12世代またはMicrosoft SQ3
- 120Hzリフレッシュレート対応の13”ディスプレイ
- ストレージ速度が向上
- Intelモデルはバッテリー最大15.5時間
- 新色「サファイア」「フォレスト」が追加
Surface Pro XラインがSurface Proラインへ統合
「Surface Pro 9」では従来のSurface Pro XラインをSurface Proラインへ取り込む形で統合しています。これにより、Surface ProではじめてARMチップを選択することが可能になりました。
Surface Pro Xブランドはなくなり、今後は同じSurface Proシリーズとして、IntelモデルとARMモデルの両方がラインナップされることになります。
CPUはIntel第12世代またはMicrosoft SQ3
「Surface Pro 9」のIntelモデルでは、Intel 第12世代Uシリーズのチップを搭載しています。前モデルSurface Pro 8と比較して最大50%のパフォーマンスアップが期待できます。
また、ARMモデルでは、Qualcomm Snapdragonベースの独自SoCであるMicrosoft SQ3を搭載しており、Surface Pro XのSQ2モデルよりも高いパフォーマンスを実現します。
ここではインテルモデルについて実際のパフォーマンスの測定結果をご紹介します。
最初のテストは第12世代Core i5モデルで、CPU/GPUの性能をクロスプラットフォームで計測できるベンチマークソフトGeekbench 5。
結果としてはSurface Pro 9のシングルコアが1555、マルチコアが8085という高スコアになりました。
これはSurface Pro 8の第11世代Core i7の結果と比較してシングルコアではほぼ変動がないものの、マルチコアでは40%性能がアップしている結果です。
シングルコアではややマイナスとなる結果ですが、比較しているのがi7とi5なのでむしろこの結果は非常に優秀です。シングルコアでCore i5モデルでも前モデルのCore i7とほぼ同じパフォーマンスですし、マルチコアでみるとCore i5でも大幅なパフォーマンスアップとなっています。
Surface Pro 8でも一般利用には十分すぎるパフォーマンスでしたが、Surface Pro 9ではそれを大きく上回る結果となっています。一般的なPC作業はもちろん、ちょっとした専門的なタスクまでを快適にこなせる万能2-in-1となりました。
Surface Pro 9 Core i5 |
Surface Pro 8 Core i7 |
|
---|---|---|
Multi-Core Score | 8085 | 5760 |
Single-Core Score | 1555 | 1569 |
※Core i5/ i7が異なっている点にご注意ください。
パフォーマンスの話題で気になるのは、高負荷時の発熱やファンの騒音についてです。発熱に関しては、今回のようにベンチマークソフトでガッツリと負荷をかけたときにディスプレイ中央のCPU周辺が熱くなりますが、平常時にいくつかのアプリを起動して使用する程度ではアチアチにはなりませんでした。
また、ファンの騒音についてもやはり、ベンチマークソフトなどの高負荷時にはサーッという音とともに排気口から風が出てきましたが、ブラウジングや一般的なアプリを使用する程度ではファンはほとんど回らない印象です。
軽めの3DゲームとしてドラゴンクエストX ベンチマークソフトで計測しました。結果は「とても快適」でした。
Surface Pro 9 Core i5 |
Surface Pro 8 Core i7 |
|
---|---|---|
最高品質 | 8605 | 12326 |
Surface Pro 8 Core i7と比較すると大きく差が開いているのがわかります。Core i5とi7の違いもあるでしょうが、それにしてもSurface Pro 9は控えめなスコアです。
とは言え、スコア自体は悪くなく、軽め~中程度のゲームプレイなら問題なくできそうです。もう少しゲームパフォーマンスが伸びるかと期待していましたが、どうもSurfaceシリーズ第12世代CPUとグラフィックス処理の相性は悪いみたいです。
そのほかのグラフィック系ベンチマークも計測した結果から考えると、やや控えめな結果ではあるものの、おおむね良好なスコアといえるでしょう。
その他のベンチマーク結果についてはのちほど紹介予定です。
120Hzリフレッシュレート対応の13”ディスプレイ
「Surface Pro 9」のディスプレイは前モデル同様に最大120Hzの動的リフレッシュレートをサポートする13インチのPixelSense Flowディスプレイが採用されています。
Windowsの設定メニューよりディスプレイのリフレッシュレートが選択できます。
デフォルトでは「60Hz」となっていますが「120Hz」へ変更することでよりスムーズに快適な描写を実現できます。イメージとしては、1秒間で60コマ再生するところを120コマ再生が可能になるので、ブラウザのスムーススクロールや映画・ゲームなどのグラフィカルな描写がなめらかで繊細に表現されるようになります。
ただし「120Hz」設定時は電力消費が大きくなるため、バッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。「ダイナミック」ではデバイスの状況を自動で判断して60Hzと120Hzを切り替えてくれるため、たまにグラフィックス系タスクもするけど普段は重視しませんよという方はこちらを選択しておくのがオススメです。
外出時などバッテリー消費を気にする場面ではデフォルトの「60Hz」で設定しておくのがよいと思います。
SSDストレージの速度が向上
SSDストレージは読み込み、書き込みともに高速になっています。
この結果は、Surface Pro 8と比較しても大幅に高速です。容量の大きな画像ファイルや音楽ファイルも以前よりストレスなく利用できることでしょう。
計測モデルはストレージ256GBモデルですが、容量が大きい方が書き込み速度がより高速となる傾向がありますので、512GBモデルでは書き込み速度がより高速だと予測されます。
Intelモデルはバッテリー最大15.5時間
Intelモデルのバッテリー駆動時間は15.5時間で、Surface Pro 8の最大16時間よりわずかに短くなっています。
搭載されるプロセッサの処理能力が向上した半面、多くの電力を使用してしまっているのだと推測されます。
というわけで、実際の利用時間を計測してみました。
結果はアイドル込みの一般作業で11時間ほど。Surface Pro 8と比較して大差ない結果ですが、一日中使っても心配ないくらいのバッテリーと言えるでしょう。
メーカー公式(公称値) | 最大 15.5時間 |
---|---|
一般的な軽作業・アイドル | 10時間 54分 |
YouTube連続再生 | 7時間 35分 |
また、高速充電に対応しており、1時間で約80%、1時間40分ほどでフル充電が可能でした。バッテリー充電にかかる時間も前モデルとほぼ同じとなっています。
充電開始後 30分 | 46% |
---|---|
充電開始後 60分 | 79% |
満充電にかかる時間 | 1時間38分 |
新色「サファイア」「フォレスト」が追加
「Surface Pro 9」では従来のプラチナ、グラファイトのほかに、青系のサファイア、緑系のフォレストを加えた4カラーとなりました。
あわせてキーボードのカラーも本体カラーの4色と以前のポピーレッドを含む5カラーで展開されています。
■Surface Pro 9 - 公式マイクロソフトストア
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また、Surface 10周年の記念モデルとして、マイクロソフトが提携するロンドン発のグローバルデザインハウス「LIBERTY(リバティー)」とコラボした花柄デザインの限定モデルも展開されています。国内では同じく花柄のブループリントが特徴のキーボードカバーのみ限定販売されています。
「Surface Pro 9」Intelモデル 実機をレビュー!
つづいてSurface Pro 9 Intelモデルの外観をチェックしていきましょう。
Surface Pro 9 Intelモデル 本体レビュー
ここでは評価機のサファイアモデルをご紹介していきます。
「Surface Pro 9」はタブレットとしてもノートPCとしても利用できる2-in-1 PCで、新色のサファイアは鮮やかなブルーが美しいデザインとなっています。
本体の付属品は、ACアダプターと説明書です。
従来モデルにあったOffice Home&Businessのプロダクトキーは付属せず、製品内に紐づくようになっています。
Surface Pro 9のIntelモデルでは、既存のプラチナ、グラファイトに新色のフォレストとサファイアが追加されましたが、サファイアもさわやかなイメージがあって、とても上品に仕上がっています。
Surface ProシリーズはタブレットとしてもノートPCとしても利用できるのが特徴で、キックスタンドは無段階に傾斜をつけられます。
タブレットとして平置きするかキックスタンドを大きく広げればノート代わりにメモを書き込んだり、イラスト作成にも使い勝手のよいスタイルになるのも魅力です。
Surface Pro 8とデバイスのデザインは似ていますが、USB-Cポートの位置が右側から左側へ変更となっています。また、電源ボタンが上部へ移動して音量ボタンと並ぶデザインになりました。
また、排気口のデザインも若干の変更がありました。Surface Pro 8では真横からみて排気口が見えていましたが、Surface Pro 9では奥まった部分に排気口が設置されているため、デザイン性が向上した印象です。
両者のデバイスのサイズは同じですが、Surface Pro 9では重さ879gとSurface Pro 8の891gよりも若干軽くなっています。
Surface Pro 9 ディスプレイレビュー
より美しく見せる高精細ディスプレイ
13インチのスクリーン液晶は、タッチ対応のPixel Sense Flowディスプレイです。
解像度は2880 x 1920 (267 PPI)とSurfaceシリーズの中でも高解像度となっており、写真や映像を高精細に映すことができます
画面は縦横比3:2で、ほかのメーカーで主流の16:9の横長ディスプレイよりも縦幅が広くなっています。Surfaceシリーズの特徴です。
縦横比3:2ではWebページや資料の閲覧時に1画面の表示量が多くなるため、とてもゆったりとして見やすく、スクロールする頻度も少なくなります。また、3:2という比率は一眼レフなど多くのカメラで扱うスタンダードなアスペクト比であるため、撮影した写真を見切れることなく画面いっぱいに表示できるメリットがあります。
ディスプレイベゼル(画面の縁)もスリムになっているため、圧迫感がありません。
Pixel Senseディスプレイはタッチ・ペン対応
Surface Pro 9のディスプレイはタッチ対応・ペン対応となっているため、タブレット利用時はもちろん、ノートPCとして利用しているときでもスマホ感覚で操作が可能です。Web閲覧時のスクロールやアプリ上でのボタン操作は画面タッチが意外と便利です。
ペン入力にはキーボード上部に収納されているSurface スリムペン 2を使います。収納時に自動で充電され、利用時にキーボードを引き出して取り出します。
Surface スリムペン 2では触覚フィードバックという機能により、ペン先がディスプレイに接触する時の感触を設定で調整することが可能です。まるで紙にペンで書いているかのような感触を実現することも可能ですが、この辺の好き好きは利用者の好みが分かれるため、不要な方はオフにすることもかんたんです。
ためしにMicrosoftのデジタルノートアプリ Journalを使ってちょっとしたノートを書いてみましたが、普通に書きやすかったです。
アイデアやメモなどをまるで紙に書いているような感覚で違和感なく書けるのは魅力です。以前のようにガラスにコツコツと書いている感触がなく書きやすくなっています。
グレアガラスなので反射する
Surfaceディスプレイ唯一の課題は、ディスプレイのガラスがグレア(光沢がある)のため反射や映り込みが起こりやすいところ。
艶のあるガラスディスプレイは映像を美しく見せる面ではメリットですが、実際の作業時にはディスプレイへの光や照明の反射が気になる方も多いと思います。
自宅ではほとんど気になりませんが、カフェや外出先で背後に照明や窓ガラスなど光源がある環境では、画面へ光が反射したり映り込みが発生して集中できないということもあります。
ディスプレイの角度を調整すれば解決しますが、どうしても気になる方はアンチグレア加工の保護フィルムを貼るなどして対策するのもいいかもしれません。
「Surface Pro 9」キーボードレビュー
つづいて「Surface Pro 9」のキーボードを見ていきましょう。
キーボードはSurface Pro 9本体にマグネットで装着する方式となっており、キーボード装着時のみ通電してキー操作が可能になります。
キーボードのデザインは以前のSurface Pro 8、Surface Pro Xモデルから大きく変更されていないため、Surface Pro X以降のモデルであれば装着することができます。
キータイピングは従来モデル同様、快適で高速なタイピングが可能です。キーボードに傾斜がついていてポコポコとした打鍵感であるため好き好きあると思いますが、僕は慣れてしまったので気にならないです。
タイピングの安定感を求めるなら、Surface LaptopやSurface Laptop Studioなどが優秀ですが、Surface Proのキーボードも盤面が広く打ちやすいと思います。キー自体は軽めですがキーストロークも適度に沈むため、しっかりと打っている感覚があります。
また、従来どおりキーボードのバックライトは3段階の明るさ調整が可能で、暗い場面での入力も安心です。
「Surface Pro 9」Intelモデル インターフェイス・カメラなど
インターフェイス
「Surface Pro 9」Intelモデルの外部インターフェイスはかなりシンプルです。USBポートは、Thunderbolt 4対応のUSB-Cが2つのみ。イヤホン端子はありません。その他には充電用のSurface Connectポートのみとなっています。
前モデル同様にUSB-CポートがUSB4.0/ Thunderbolt 4に対応しているため、大容量のデータ転送や4K外部ディスプレイへの出力などが可能となっています。
左側面 | USB 4.0/Thunderbolt 4対応USB-C x 2 |
---|---|
右側面 | Surface Connect ポート(充電用) |
Surface Pro 8からSDカードスロットがなくなったため、スマホやデジカメのSDカードデータを取り込む際にはUSBアダプタを使用する必要があるのは少し面倒かもしれません。
カメラ
フロントカメラはディスプレイ上部に1つ。その他にWindows Hello顔認証用のカメラが搭載されています。
ビデオ会議などで利用できるフロントカメラは、1080p フルHDビデオ対応と高性能で日常利用には申し分ない品質となっています。部屋の明るさを判断して明るさを自動調整するアンビエントライトセンサーも搭載されています。
リアカメラもPCのカメラとしては高性能な10.0 MP オートフォーカス機能付きリアカメラとなっています。ホワイトボードや書類などをスキャンして電子データ化する際などに役立ちます。
機能 | 位置 |
---|---|
Windows Hello 顔認証用カメラ | 前面 |
フロント カメラ (1080p フル HD ビデオ) | 前面 |
10.0 MP オートフォーカス機能付きリア カメラ (1080p HD および 4k ビデオ) |
背面 |
マイク・スピーカー
「Surface Pro 9」のマイクとスピーカーも高性能です。
ディスプレイ上部に2つのDual far-field スタジオマイク(遠距離感度マイク)を搭載し、静かな部屋であれば離れた距離の音声でもクリアに拾ってくれます。
スピーカーはディスプレイの左右の縁に搭載されており、Dolby Atmos対応の2Wステレオスピーカーとなっています。音楽再生や映画視聴時に臨場感あふれる音声体験ができます。
この辺の仕様は前モデルから大きく変更されていないようですが、昨今のリモートワークやオンライン会議などの需要にあわせて十分な機能が搭載されています。
このように「Surface Pro 9」のデバイス外観や基本の性能としては前モデルから大きな変更はありませんが、CPUチップの変更、排気口デザインの変更、カラーの追加など細かなアップデートが行われました。
詳細はコチラ。
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「Surface Pro 9」Intelモデル メリット・デメリットはこれ!
「Surface Pro 9」Intelモデルを実際にしばらく利用して感じたオススメなポイントと良くないポイントをまとめます。
Surface Pro 9 Intel ココが良い!
- デザインのクオリティはWindowsトップクラス!
- Intel 第12世代CPU搭載で性能が十分すぎる!
- 新色カラーがおしゃれ!
- 縦横3:2の画面が見やすい、使いやすい!
- キーボードタイピングが快適!
Surface Pro 9 Intel ココがイマイチ!
- 前モデルとの大きな違いが少ない
- ゲームするならSurface Pro 8の方が良さそう
- USB-C 2個、USB-Aポートなし
- 高リフレッシュレートだと電池消耗が早い!
- 顔認証のみ、指紋認証は非対応!
実際にしばらく使用してみましたが、ノートPCとしてもタブレットとしても快適で使いやすかったです。既存のSurface Proシリーズを使ったことがある方ならまったく違和感がないはずです。タイピングのしやすさや画面描写の美しさなど評価できる部分が多いため、2-in-1といえばやっぱりSurface Proだよね、と安心してオススメできるモデルとなっています。
性能面でも搭載プロセッサの第12世代インテルCPUはかつてなくパワフルな処理性能でした。256GB以上のSSDモデルはIntel Evo認証マーク付きで、多くのPCタスクに十分なスペックだと言えるでしょう。同時に複数のアプリを起動して一般的な作業を行う上では非常に快適な動作が期待できます。128GBモデルではEvoマークは付いていませんが、ストレージ面で許容できるなら全然アリです。
ただし、第12世代Intel CPUはグラフィックス分野だけなぜか弱いところがあり、中堅クラスのPCゲームはおおむね快適にプレイできるものの、スコアとしてはSurface Pro 8の方がより快適にプレイできるという結果になってしまいました。ゲームやグラフィックス処理がメインのユーザーさんはSurface Pro 8あるいはSurface Laptop Studioなどを検討するのも良いかと思います。
軽量薄型のスタイリッシュなデザインは魅力ですが、メインのインターフェイスがUSB-Cの2ポートしかないのが気になる方も多いかもしれません。身の回りにUSB-A製品がまだ多い僕としては変換用のUSBハブは手放せないところがあります。
また、バッテリー駆動時間も順当に長時間化してきているため、外出時に充電なしでも十分利用できるようになっています。
しかし、画面描写がなめらかになる120Hzの高リフレッシュレート設定では通常よりもバッテリー消費が早い傾向にありました。利用シーンを自動判別してリフレッシュレートを切替えるダイナミックリフレッシュレート(DRR)設定にするか、外出時は通常の低リフレッシュレートを利用するなど工夫してもよいかもしれません。
良い面、マイナスな面、それぞれありますが、パフォーマンスだけでなく、デザインや製品自体のクオリティという面からみてもSurface Pro 9は非常によくできた2-in-1だと思います。
Surface Pro 8を使用している方の買い替えは悩むところですが、それ以前のモデルからの買い替えなら購入後数年は安心して快適に利用できるでしょう。
「Surface Pro 9」価格
「Surface Pro 9」の価格です。
Surface Pro 8と比較して同スペックでも若干のコストアップが見られます。
CPU | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|
Intel Core i5 | 8GB | 128GB | ¥177,980 |
Intel Core i5 | 8GB | 256GB | |
Intel Core i5 | 16GB | 256GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 256GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 512GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 1TB | ¥366,080 |
Intel Core i7 | 32GB | 1TB |
CPU | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|
Microsoft SQ3 | 8GB | 256GB | ¥216,480 |
製品 | 通常価格 | まとめ買い |
---|---|---|
Surface スリム ペン 2 付き Surface Pro Liberty キーボード |
¥43,780 | - |
Surface Pro Signature キーボード (スリムペン 2 なし) |
¥21,890 | ¥17,512 |
スリム ペン 2 付き Surface Pro Signature キーボード |
¥33,660 | ¥26,928 |
指紋認証センサー付き Surface Pro Signature キーボード |
¥24,090 | ¥19,272 |
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「Surface Pro 9」Intelモデル レビューまとめ
「Surface Pro 9」のIntel/ Wifiモデルについてレビューしました。
Surface誕生10周年の節目となるタイミングで、Surface Pro XラインとSurface Proラインが統合され、新たなSurface Proブランドとして再出発することになったSurface Pro。
インテルモデルだけをみると、デザイン自体は前モデルとほとんど変更がなく、CPUのみのマイナーチェンジという印象ですが、排気口が目立たなくなりフォレスト・サファイアというカラーが追加されました。
インターネット、ドキュメント作成、Web会議、ゲームやイラスト作成などPCでいろんなことに挑戦したいという学生さん、社会人など多く方に安心してオススメできる2-in-1だと評価しています。
ぜひ実際に手に取ってみてほしいです。
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