「Microsoft オーディオドック」の実機をレビューします。
「Microsoft オーディオドック」はマイク付きオーディオスピーカーでありながら、PCドックとしてのUSB拡張やモニタ接続といった機能を合わせ持つオールインワンスピーカーフォンです。
■Microsoft オーディオドック - 公式マイクロソフトストア
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/microsoft-audio-dock/
「Microsoft オーディオドック」のポイントはコチラです。
最初に結論
- Microsoft Teams認定アクセサリでオンライン会議に最適!
- 重低音~高音域までカバーする高音質&ノイズ低減マイク!
- 1プラグでHDMIやUSB-Cなど4種類の拡張と充電が可能!
Microsoft オーディオドックは、スピーカーとPCドックを兼用できるのでデスク周りを整理することができるスピーカーフォンです。Web会議や音楽再生の音質をアップグレードさせたスピーカー機能と、Web通話に十分なノイズ低減機能付きのデュアルマイクを搭載しています。
本体をPCにUSB-Cで接続することで、USB-CやUSB-AのほかHDMIでモニタへの拡張が可能なPCドックとしても利用できるのもポイントです。また、ACアダプタから電力を供給して起動するため、PCや接続する周辺機器を充電しながら利用することができる便利なオーディオドックとなっています。
オフィスでのオンライン会議用として使用するほか、自宅のPCドックとしてデスクに1台あると便利なスピーカーと言えるでしょう。リモートワークが多いならオススメです。
この記事では、Microsoft オーディオドックの特徴をレビューし、実機の性能についてご紹介していきます。また、価格やメリット・デメリットについても解説します。PC向けオーディオ製品の新境地を切り開く「Surface オーディオドック」の魅力に迫ります。
今回はマイクロソフト様より評価機をお借りしています。
Microsoft オーディオドック
マットブラック
・本レビューは、日本マイクロソフト様より商品を貸し出していただき執筆しています。
・当サイトは、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して紹介料を得ています。
「Microsoft オーディオドック」特徴とメリット!
はじめに「Microsoft オーディオドック」の主な特徴とメリットをご紹介していきます。
シンプルでプレミアムな卓上スピーカー
「Microsoft オーディオドック」は持ち運び可能なコンパクトスピーカーです。ブラックを基調としたプレミアムなデザインが特徴です。
本体は、前面から見ると小型スピーカーという外観ですが、上部には操作ボタン、背面には各種インターフェイスが配置されているオールインワンのスピーカーです。
小さな会議室やデスクで据え置きで使うのに適したサイズ感で、スピーカーとPCドックを兼用できるのでデスク周りがすっきり整理できるメリットがあります。
重さ650gと比較的軽いので片手でかんたんに持ち運ぶことができます。
Teams認定、Web会議で直感操作できる物理ボタン
「Microsoft オーディオドック」の特徴の1つは、Microsoft Teams認定のアクセサリーであるということです。Microsoft Teamsなどのオンライン会議で利用可能な物理ボタンがあることです。
自分の声が相手に聞こえるかどうかを一目で確認できるステータスライトがあり、ミーティングの通知や通話があった際にもLEDで知らせくれるので、とても分かりやすいです。
スピーカー機能はMicrosoft Teamsのほか、zoomやGoogle Meetなど多くのWeb会議の通話で利用することができます。ただし、Teams以外では一部のボタンの機能が利用できません。
通話も音楽再生にも適した高品質スピーカー
オンライン会議用に最適化されているため、安定したクリアな音声通話を行うことができます。Web会議では相手の音声が聞き取りやすので会話に集中することができます。
通話用だけではないです。15Wのウーファーと5Wのツイーターを備えたビルトインのOmnisonicスピーカーを搭載しているため、音楽再生用のスピーカーとしての性能も十分です。音楽、YouTube動画、映画などの再生時にPCのスピーカーだけでは物足りないと感じるならぜひ試してみてください。
音質的には、以前レビューしたMicrosoft モダンUSB-Cスピーカーよりも良いです。豊かな低音とクリアな中高音といった幅広い音域をカバーしていて、特にウーファーによる低音再生には迫力があります。
クリアな音声で通話可能なマイク
前方向のノイズ低減機能付きマイクを2つ搭載しているため、周囲の音声をしっかりと拾ってくれます。バックグラウンドの余計な雑音を抑えて会話の音声をクリアに伝えることができます。1m程度の離れた距離からの会話でも十分はっきりとした音声での会話が可能です。
マイク自体は無指向性マイクが採用されています。無指向性マイクでは周囲の音声を均等に拾うことができるため、小さめの会議室であればデスクの真ん中に置いたスピーカーに複数人で会話しても音声を十分に拾ってくれます。
自宅でオンライン会議へ参加するシーンから、会議室での複数人が参加するWebミーティングまで十分に活躍するマイク性能と言えます。
USBの有線接続でかんたん利用
Microsoft オーディオドックはUSB-CケーブルでPCへ接続して利用します。
Bluetoothで接続するワイヤレススピーカーではありませんが、ビジネス用途で考えると有線接続の方が安心できると思います。
- ワイヤレスのような回線トラブルが少ない
- ポートに挿せばすぐに使える
- AC駆動のためバッテリー切れがない
USBケーブルで接続する一番のメリットはワイヤレスに比べて回線トラブルが少ないことです。会議で音声が途切れ途切れになって発言がうまく伝わらないということが少ないです。また、急な会議で急いでいるときでもPCのポートへ挿し込むだけで準備完了となるのもメリットですね。
また、ACアダプターからの給電で電源がオンとなるスピーカーとなっています。常に電源へ接続する必要がありますが、充電式ではないため、会議前にバッテリー残量などの心配がありません。
豊富なインターフェイスが魅力
Microsoft オーディオドックの特徴として、スピーカー機能のほかにPCドックとしての機能があることが挙げられます。
背面下部にインターフェイスポートが集約されています。
- USB-C(USB 3.1 Gen 2)DP Altモード対応 x 1
- USB-C(USB 3.1 Gen 2)データのみ x 1
- USB-A 3.2(USB 3.1 Gen 2) x 1
- HDMI 2.0 ポート x 1
- 給電用AC電源ポート x 1
- USB-Cコネクタ = PC接続用
高速HDMIポートとUSB-Cポートにより、最大2枚の外部モニター出力が可能です。HDMI 2.0接続では、HDCP 2.3とHDCP 1.4により最大解像度 3840 x 2160 がサポートされます。
USB-Cポートの片方はDP Altモード 1.0 をサポートするため、こちらも最大解像度 3840 x 2160 のモニター出力が可能となり、あわせて2枚のモニターに同時接続できます。
また、PCドックとしてUSBポートを複数備えているため、USBメモリやSDカードリーダー、プリンターケーブルなどを接続してパソコンから操作することが可能です。
USB-Cポートは接続機器の充電をすることもできるため、スマートフォンや周辺機器を接続して充電しながら利用することも可能です。
PC本体へ接続するUSB-Cコネクタはパススルー充電をサポートしており、最大60Wの電源供給ができます。PCを充電しながらスピーカーを利用することが可能となります。スピーカーで音楽を再生している最中は最大50W程度とやや供給が小さくなります。
技術仕様
本体サイズ | 幅: 167.6 mm 奥行き: 80.2 mm 高さ: 81 mm |
---|---|
重量 | 約 650g |
色 | マットブラック |
スピーカー | ツイーター: 外径 25.9 mm x 高さ 11.6 mm ウーファー: 長さ 54 mm x 幅 48.8 mm x 高さ 41.5 mm |
音圧レベルの出力 | 最大 90 dB SPL |
再生周波数帯域 | 音楽再生時: 70 Hz ~ 20 kHz 会議機能使用時: 200 Hz ~ 8 KHz |
オーディオコーデック | Codec RK2108 アンプ TAS5805 |
マイク | 無指向性マイク 2個 |
ドック接続 | USB-C (USB3.1 Gen 2、電力供給最大 7.5 W) x 1 DP Alt モード対応、デュアルディスプレイまで USB-C (USB 3.1 Gen 2 データのみ、電力供給最大 7.5 W) x 1 USB-A 3.2 (USB 3.1 Gen2) x 1 HDMI 2.0 ポート、4K@60Hz 対応 x 1 USBC の MST と HDMI ポートに対応 USBC PD 充電に対応 (最大 60 W) |
互換性 | オペレーティング システム: Windows 11 Home/Pro、Windows 10、MacOS 会議ソフトウェア: Microsoft Teams、Zoom、Google Meet |
PCへの接続 | USB-C |
ケーブルの長さ | 1メートル |
ボタン/コントロール | Microsoft Teams ボタン、ミュート ボタン、 音量上/下ボタン、再生/一時停止ボタン |
Microsoft Accessory Center | スピーカー パフォーマンスのカスタマイズおよびマイクの設定 (Windows でのみ利用可能) |
同梱物 | Microsoft オーディオドック 電源アダプターおよび ACコード クイックスタートガイド 安全性および保証に関するドキュメント |
保証 | 1年間の製品保証 |
「Microsoft オーディオドック」使い方
スピーカーの使い方はすごくかんたんです。
使い方はかんたん3ステップ
使い方 3ステップ
- USB-Cポートへ接続する
- ボタンでTeamsを起動する
- オンライン会議へ参加する
step
1USB-Cポートへ接続する
スピーカーをACアダプターへ接続後、パソコンのUSB-Cポートへケーブルを挿し込むだけで準備完了です。スピーカー本体に電源ボタンはなく、正常に接続できたかどうかはUSBポートのライトが点灯したことで確認できます。
ケーブルはスピーカー底面部にぐるぐると巻き付けてあるため、必要な長さを引き出して利用することができます。ケーブルは最長1メートルと余裕があります。
step
2ボタンでTeamsを起動する
Microsoft Teamsのアプリがインジケータに常駐している場合、ウィンドウを開いていなくても[Microsoft Teams]ボタンを押すとアプリが起動します。
step
3オンライン会議へ参加する
アプリから会議へ参加、または通話の応答ボタンを押すとWeb会議へ参加できます。
会話の聞き取りも発話もスピーカーを通して行うことができます。
音声がオーディオドックではなくPC本体のスピーカーから出力される場合には、PCの音声出力設定から切り替えることで出力先を変更することができます。
スピーカーのボタン操作について
本体には通話の応答・終了、音量調節、マイクのミュート、Microsoft Teamsボタンがあります。
Microsoft Teams |
Teamsアプリを起動し、電話を掛けたり、会議へ参加することができる。 会議の開催通知を受け取ると、白く点灯して知らせてくれる。 また、会議中に長押しすると手を挙げるアクションができる。 |
---|---|
応答/通話終了 再生/一時停止 |
通話の呼び出しに応答する。通話を終了または会議から退出できる。 音楽の再生、一時停止ができる。 |
音量を上げる |
ボリュームを上げる。PC本体の音量が調節される。 |
音量を下げる |
ボリュームを下げる。PC本体の音量が調節される。 |
ミュート |
通話中や会議中に押すと自分自身の声がミュートされる。 ミュート中は赤く点灯、もう一度押すとミュート解除。 ミュート中に長押しで一時的な短い発言が可能。 |
Microsoft Audio Dock を設定して使用する - Microsoft
通話の受信時やミュート時はボタンが点灯するため、視覚的にわかりやすいのがポイントです。
ミュートボタンを押すとPCアプリ側のミュートボタンも連動するようになっています。会議中のマイクオン・オフが物理的に操作できるのは誤操作が少なくなり便利です。
その他のシステム設定
アプリストアからMicrosoft アクセサリーセンターをダウンロードすることで、ボタン操作の機能オンオフや音質イコライザの調節が可能となります。
「Microsoftオーディオドック」注意点
Microsoft オーディオドックは多機能なドック式スピーカーですが、いくつかデメリットもあると思うので書いておきます。
USB-CポートがないPCでは使えない
Microsoft オーディオドックは、USB-Cポートがないパソコンでは利用することができません。
最近はUSB-Cポート搭載のPCが増えてきましたが、まだまだUSB-Aポートのみのモデルも多いと思います。
USB-CケーブルからUSB-Aポートへは変換アダプターを利用することができないため、USB-CポートがないPCでは利用することができない点は注意です。
AC電源がないと駆動しない
Microsoftオーディオドックは付属のACアダプターを利用してコンセントから給電しなければ利用することができません。
コンパクトサイズなので持ち運びすることは容易ですが、電源のない環境では利用することができない点には注意が必要です。
MicrosoftモダンUSB-Cスピーカーなどでは電源なしで利用可能でしたので、用途によって選択するとよいでしょう。音質やUSBの拡張性を重視するならMicrosoftオーディオドック、可搬性重視ならMicrosoftモダンUSB-Cスピーカーというところでしょう。
ボタンがうまく動作しないことがある
[Microsoft Teams]ボタンをはじめ、オンライン会議に役立つ[応答]や[ミュート]ボタンなどがありますが、これらのボタンがうまく動作しない場合があります。
パソコンとの相性なのか、タイミングなのかは不明ですが、通話が来た時に[応答]ボタンを押しても通話開始とならず、結局PCアプリから通話を開始するといったことがしばしば。終了時も同じボタンを押すと会議から退出できるはずですが反応せず、ということもありました。
せっかくの物理ボタンが正常に利用できない場合もあるのが少し残念です。
Zoomミーティングでも使えるが、ボタンは音量とミュートのみ
Teams以外のオンライン会議として、ZoomやGoogle Meetなどでもこのスピーカーを利用することができます。
スピーカーとマイクの機能、および音量調節とミュートボタンは利用可能で、会議をする上で問題なく使用できると思います。
ただし、コントロールボタンはすべてが利用できるわけではありません。Teamsボタンは利用することができませんし、利用可能と確認できたのは音量調節とミュートのみでした。
「Microsoft オーディオドック」価格
「Surface オーディオドック」の価格は、高級スピーカーとしての性能やデザインに見合った価格設定となっています。一般的なBluetoothスピーカーやドック製品と比較すると、やや高価な部類に入ります。しかし、その音質や機能性から考えれば多くのユーザーにとって魅力的な製品と言えるでしょう。
Microsoft オーディオドックは、公式マイクロソフトストア、その他ECサイトで購入することができます。
定価¥35,530 (税込)
公式マイクロソフトストアでは、以下の特典があるのでオススメです。
- 全商品送料無料
- 60日間返品無料
- 購入前の電話・チャットサポート
「Microsoft オーディオドック」買うべき?
「Microsoft オーディオドック」は、Microsoftの高級スピーカードックとして、優れた音質と洗練されたデザインを備えた製品です。ハードデザインや各種ボタンの操作性、多彩なインターフェイスなどにおいて高評価でした。
Microsoft オーディオドック、個人的にはすごく気に入りました。PCデスク上にスピーカー兼用ドックとして常設する目的ならかなりオススメだと思います。
リモートワークが多く、自宅からオンライン会議に参加する機会が多い場合には使い勝手が良く機能が豊富なのが魅力です。
また、音声通話以外でも音楽再生や動画再生時に臨場感あふれるサウンドを楽しむことができるのもポイントが高いです。
USB-CコネクタにPCを接続すればドックとして機能し同時に充電も可能。外出時はコネクタをPCから取り外せばいつでもPCを持ち出せます。まさに据え置きのスピーカードックとして利用するのにちょうどよいです。
価格的には3.5万円台と高価ですが、Surface Dock 2などの拡張機能のみのドックに加えて高品質なスピーカー機能が利用できると考えれば納得できる価格設定といえそうです。Surface Dock 2と3千円くらいしか違わないですし、用途次第でとてもお買い得と言えそうです。
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「Microsoft プレゼンター+」使い方レビュー:Teams/ Power Pointと連携するプレゼンツール
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