2019年10月、MicrosoftはWindows 10X搭載のデュアルスクリーンタブレット「Surface Neo」を発表しましたが、その後はデバイスについての進展はまったく耳にしません。
公式サイトからも紹介動画が削除され、計画がキャンセルされたのではないかとも噂されていましたが、今回、タブレットの試作機に関する簡単な動画が投稿され話題となっています。
「Surface Neo」プロトタイプ機の動画が投稿される
動画を投稿したのは、ハードウェアハッカーのCalyx Hikari氏で、Surface Neoのプロトタイプを入手し、かんたんなハンズオン動画が撮影されています。
テープでしっかりと貼り付けられているデバイスを開くと、残念ながらディスプレイはありませんでした。
インターフェイスは告知時の動画と同じくUSB-Cが1つだけ確認できます。開閉するヒンジは滑らかに動き、片方の側面には電源ボタンと音量ボタンが見えます。
既に発売されている「Surface Duo」とはボタンやUSB-Cの位置が逆になっています。また、指紋リーダーも付いていないようです。
バッテリーは、片方が1260mAh、もう一方が2270mAhとデュアルバッテリー構造となっていることが確認できます。
「Surface Neo」は計画中止でない限り2022年以降に期待
Windows 10X搭載のシングルスクリーンWindows PCは2021年中に発売されるのではないかと期待されていますが、デュアルスクリーンデバイスの「Surface Neo」に関しては、当初の予定より大幅にスケジュールが遅れている模様で、2021年には登場しないという予測が濃厚です。現在のところ、2022年頃ではないかと言われています。
昨年、公式サイトやMicrosoftのYouTubeチャンネルからも「Surface Neo」のリストや広告動画を削除したことも話題となり、上述のハンズオン動画でも「キャンセルされた」と書かれていますが、実際にはキャンセルされたわけではありません。
マイクロソフトはサイトから情報を削除した理由を、現時点で共有できるものがないため、というニュアンスで語っており、無期限に延期されているとしています。
今後の展開に期待したいですね。
New leak gives us another look inside the Microsoft Surface Neo