「Surface Pro 10」の発売日やスペックなどの予想記事です。
マイクロソフトの「Surface Pro」シリーズは、Surfaceブランドで最も有名で人気が高い2-in-1 PCです。
現時点でSurface Pro 10のリリースは公式に発表されていません。
2024年1月までの情報では、Surface Pro 10は2024年6月に発売する可能性が高いです。
この記事では「Surface Pro 10」の発売日や仕様に関するウワサをまとめていきます。
すべての内容はマイクロソフトが公式的に発表しているものではなく、海外メディアを中心に予測されているものとなり、予測が大幅に変更となっている記載が含まれる可能性がありますのでご了承ください。
当記事の内容は当サイトで独自に調査・収集した情報となります。リーク情報を含め確実性はありません。SNS以外のメディアへ掲載する際は引用ポリシーをご確認くださいますようお願いします。
「Surface Pro 10」はいつ発売されるのか?
現行モデルのSurface Pro 9は2022年秋に登場ました。通常であれば2023年秋にSurface Pro 10が発表されるとみられていましたが、2023年の発表は見送られました。
2024年1月時点のリーク情報では、Surface Pro 10は2024年6月に発売される可能性が高いとされています。
3月21日にSurface関連の発表イベントがあるという噂が登場しています。
Surface関連のリークで実績のあるWindowsCentralのZacBowden氏によれば、Surface Pro 10はSurface Pro 9が利用可能な地域で、同様の価格体系でリリースされる可能性が高いと報告しています。
今後の動向に注目したいです。
「Surface Pro 10」予測されるスペック・仕様
「Surface Pro 10」のスペックや製品仕様について予測されている情報が少しずつ登場しています。
IntelとARM CPUを搭載か
Surface ProのIntelモデルでは最新世代のプロセッサが搭載されてきました。2024年発売なら第14世代Intel CPUとなることでしょう。従来モデルで採用されたIntel Uシリーズプロセッサが搭載されるとみられ、日常のほとんどの作業で快適に動作します。
Surface Pro 10ではIntelのほかにARMモデルのアップグレードされたシリコンを搭載したモデルも引き続き登場すると予測されています。Microsoft初の真の「次世代AI PC」としてコンセプトを位置づけ開発を進めているとの噂があります。
次期ARMプロセッサ「Microsoft SQ4(仮称)」のベースとなると噂されているQualcommチップ「Oryon」が2024年に登場するとみられており、そのARMプロセッサを搭載するSurface Pro 10ではAppleシリコン同様のバッテリー寿命、パフォーマンス、セキュリティが期待されています。Surface Pro 10は次期Windowsメジャーアップデート(コードネームHudson Valley)専用に開発されているとのことです。
最大32GB RAM、2TB SSD搭載か
Surface Pro 10はメモリ 8GB、16GB、32GBのRAMオプションと予測されています。Microsoftではメモリ64GBのデバイステストを行っている可能性が高いですが、正式に製品化されるかどうかは不明です。
ストレージは256GB、512GB、1TB、2TBのオプションが準備されるとされています。
11インチ/ 13インチの2サイズ展開か
現行のSurface Pro 9は、13インチのタブレット型2-in-1として1サイズで販売されていますが、Surface Pro 10では小さな11インチモデルが登場するとウワサされています。
WindowsCentralによれば、11インチのSurface Proはコードネーム「Luxor」で、サイズや形状はSurface Goとよく似ていますが、ディスプレイはベゼルが狭くなりSurface Pro 9と同様に120Hzのリフレッシュレートに対応するようです。
11インチでは低解像度の2160 x 1440ディスプレイで13インチの通常モデル2880 x 1920と違いがありそうです。ただし低解像度といってもSurface Laptop 13.5インチとほぼ同等なため2台を並べない限りは違いは気にならないでしょう。
イメージとしては、Surface Go 3と同等サイズのSurface Proです。パフォーマンスとディスプレイ性能を妥協しないコンパクトサイズの2-in-1を期待する声に応えるモデルというわけです。
最近更新されたWindows 11のタブレットモードは、11インチ以下の画面サイズで自動的に適用されます。アプリは標準で全画面表示となり、アプリが開いているときはタスクバーが非表示となります。
よりタッチ操作に特化されたWindowsタブレットへの最適化が予定されていますが、Microsoftの新しいフラッグシップタブレットとして11インチのSurface Proが登場するのではないかと期待されています。
HDRサポート、反射防止コーティング採用か
Surface Pro 10ではSurface Laptop Studioシリーズで採用されたHDRコンテンツがサポートされ、画面がより明るく、そしてより深い暗さを表現できるようになるとみられています。従来の120Hzディスプレイも引き続き利用可能です。
画面デザインでは、ディスプレイの角が丸くなったSurface Laptop StudioやSurface Laptop Goと同じデザインへ変更されると予測されます。Windows11のOSにマッチしたハードデザインでSurfaceブランドが統一されます。また、反射防止コーティングが付属するとみられます。
Copilotボタン搭載か
専用のWindows Copilotボタンを備えた新しいキーボードが登場する可能性があります。キーボードデザインはSurface Pro X/ 8以降で大きく変更されたため、接続端子は共通かと思われますが、ブランド全体でAI PCを推し進める方針になりそうです。
日本モデルではキーボードデザインに「A」「あ」の切替キーを採用した新デザインへ変更されるかどうかにも注目したいところです。
法人モデルではNFCリーダー搭載か
WindowsCentralの報告では、商用顧客向けのSurface Pro 10ではNFCリーダーが搭載されるとしています。一般向けと法人向けでどの程度の機能差があるのかも気になるところです。
NPUがIntelモデルでも搭載か
NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)は現在Surface Pro 9のARMモデルなどで搭載される機能で、背景ぼかしや音声フォーカスなど便利なビデオ通話機能が利用可能となっています。
Surface Laptop Studio 2はIntel CPUが搭載されますが、改善されたNPU機能が利用可能になりました。新しいSurface ProのIntelモデルでもこのNPUが利用できる可能性があります。
Thunderbolt 4はIntelのみか
USB4/ Thunderbolt 4はIntelの技術であるため、Intelモデルのみの採用となり、ARMモデルでは引き続きUSB3ベースとなると予測されます。
ハードデザインは継続か変更か
Surface Pro 8でスマートに刷新されたハードデザインはSurface Pro 10でも大きくは変更されないかもしれません。しかし、Surface Pro 10では新の「次世代AI PC」と銘打っているため、デザイン的にも変化がある可能性は高いです。
Microsoftの方針として、一度発表した外観デザインを継続して使用する傾向があり、Surface Pro 9でIntelとARM版を統合した際もデザインを変更しませんでした。そのため、全く異なる2-in-1が登場する可能性は低い気がしています。
「Surface Pro 10」予想価格
Microsoftのこれまでの傾向から、現行モデルと同価格帯、同じ構成でラインナップする可能性が高いです。しかし世界的なインフレにより現行モデルよりもコストアップされる可能性があります。
Surface Pro 9のラインナップではIntelモデルよりARMモデルが高価になっています。仮に11インチのコンパクトモデルが登場するならば、最も安価なモデルとしてシリーズに加わると推測されますが、Surface Goとのすみ分けを考えればエントリーモデルに並ぶ価格設定となるかもしれません。
参考までにSurface Pro 9の価格表を掲載しておきます。
CPU | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|
Intel Core i5 | 8GB | 128GB | ¥177,980 |
Intel Core i5 | 8GB | 256GB | |
Intel Core i5 | 16GB | 256GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 256GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 512GB | |
Intel Core i7 | 16GB | 1TB | ¥366,080 |
Intel Core i7 | 32GB | 1TB |
CPU | メモリ | ストレージ | 価格 |
---|---|---|---|
Microsoft SQ3 | 8GB | 256GB | ¥216,480 |
製品 | 通常価格 | まとめ買い |
---|---|---|
Surface スリム ペン 2 付き Surface Pro Liberty キーボード |
¥43,780 | - |
Surface Pro Signature キーボード (スリムペン 2 なし) |
¥21,890 | ¥17,512 |
スリム ペン 2 付き Surface Pro Signature キーボード |
¥33,660 | ¥26,928 |
指紋認証センサー付き Surface Pro Signature キーボード |
¥24,090 | ¥19,272 |
製品 | カラー | 価格 |
---|---|---|
Surface スリムペン 2 | ブラック | ¥15,950 |
Surface スリムペン | ブラック | ¥17,490 |
Surface スリムペン充電器 | ブラック | ¥4,290 |
「Surface Pro 10」は買い? 見送るべき?
Surface Pro 10はSurface Pro 9からのただのマイナーアップデートと思っていましたが、Microsoftはコンセプトを大きく変えてくる方針かもしれません。筐体デザイン、搭載プロセッサ、新機能の追加、様々なチャレンジが追加されるモデルとなるかもしれません。ARMモデルも話題の中心として登場する可能性が高く、非常に注目度の高いものになりそうです。
また2サイズ展開が実現し、11インチモデルのSurface Proがラインナップされるなら、一定層への新たなアプローチになると思います。
現時点では2024年前半の発表という噂ですが、進展があれば追記します。
Surface Pro 10: Specs, new features, Arm, AI, and everything we know so far - WindowsCentral