マイクロソフトは「Surface Pro X」Wi-Fiモデルを1月11日から販売すると発表しました。
「Windows 11 のために創られた新たな Surface」として販売中の「Surface Pro X」に新しいラインナップとして追加されます。
Wi-Fiモデルは「Surface Pro X」でこれまで標準搭載されていたLTE通信機能は搭載されません。
Microsoft SQ1、SQ2モデルがラインナップされ、価格は125,180円から。
「Surface Pro X」WiFiモデルが2022年1月11日から販売開始
「Surface Pro X」に2022年1月11日よりWiFiモデルが追加されることが発表されました。
ARMベースの専用プロセッサ「Microsoft SQ1」および「SQ2」を搭載した「Surface Pro X」はLTE通信機能と搭載し、常時インターネット接続が可能な新しいコンセプトのSurfaceデバイスでした。
新型コロナの影響で自宅など室内での利用が多くなったことなどを背景に、今回追加されるWiFiモデルでは、LTE通信機能を搭載していません。
「Microsoft SQ1」および「SQ2」の4モデルがラインナップされ、価格としては従来モデルよりも安い価格となっています。
今回追加されるWiFiモデルでは、カラーはプラチナのみとなっています。
製品 | 参考価格(税込) |
---|---|
Microsoft Surface Pro X CPU:Microsoft SQ1、メモリ:8GB、記憶域:128GB、Windows 11 カラー:プラチナ |
¥125,180 |
Microsoft Surface Pro X CPU:Microsoft SQ1、メモリ:8GB、記憶域:256GB、Windows 11 カラー:プラチナ |
¥150,480 |
Microsoft Surface Pro X CPU:Microsoft SQ2、メモリ:16GB、記憶域:256GB、Windows 11 カラー:プラチナ |
¥175,780 |
Microsoft Surface Pro X CPU:Microsoft SQ2、メモリ:16GB、記憶域:512GB、Windows 11 カラー:プラチナ |
¥202,180 |
「Surface Pro X」WiFiモデルの需要はある?
Qualcommと共同開発した「Microsoft SQ」シリーズは、スマートフォンなどで利用されるSoCチップをWindows PCでも利用可能とした新しいコンセプトのプロセッサです。
LTE通信機能を搭載した従来モデルでは、常時インターネット接続が可能となるほか、省電力性が高くバッテリー持ちが良いなどの特徴がありました。
今回追加されるWiFiモデルでは「Surface Pro X」の"ウリ"でもあったLTE通信機能が搭載されていません。
WiFiモデルのため、自宅やオフィスなど屋内での利用がメインとなり、製品需要としてはARMベースのWindowsを利用したいユーザー向けといった少しマニアックなものとなるかもしれません。
同じく13インチの同デザインSurfaceデバイスとして、2021年11月に発売された「Surface Pro 8」とのすみ分けが難しいところですが、普通にWindows PCとして利用したい場合には「Surface Pro 8」を、独自に開発された新しいコンセプトのデバイスを利用したい方は「Surface Pro X」WiFiモデルをという感じとなりそうです。
エントリーモデルの価格としては、「Surface Pro X」WiFiモデルの方が若干安く設定されています。