- マイクロソフトが、2026年にARMベースのAMD製チップを搭載したSurface PCを投入する可能性があると報じられています。
- リーク情報によると、このチップはコードネーム「Sound Wave」と呼ばれ、低消費電力デバイス向けに設計されている模様です。
- これが実現すれば、Surface製品にARMベースのAMDチップが搭載される初の事例となり、マイクロソフトのSurface向けプロセッサ戦略に新たな選択肢が加わることになります。
- AI機能などが重視される中、ARMベースのWindows PC市場でのAMDの参入が注目されます。
マイクロソフト、AMD製ARMチップ搭載Surfaceを計画か
マイクロソフトが、2026年に発売するSurface PCの一部モデルに、ARMベースのAMD製チップを搭載することを計画している可能性があると、海外メディアWindows Centralが報じました。これは信頼できるリーカーからの情報に基づくものであり、Surface製品ラインナップにおける新たな動きとして注目されています。(引用:Notebook Check)
ohh so microsoft wants it? is it for their surface products or something liek valve is doing with deckard or something like that?
— dk (@dk19346848) April 19, 2025
ARMベースAMDチップ「Sound Wave」の噂
報じられている情報によると、搭載が検討されているAMD製チップはコードネーム「Sound Wave」と呼ばれています。このチップは、2つのパフォーマンスコアと4つの高効率コアからなる合計6つのCPUコアと、RDNA 3.5アーキテクチャに基づく4つの計算ユニットを持つ統合GPUを備えたAPU(Accelerated Processing Unit)であると噂されています。特に、5-10W程度の低い熱設計電力(TDP)を持つデバイス向けに設計されているとされており、Windows Centralは、Surface GoやSurface Hubのリフレッシュモデルに適している可能性を指摘しています。
Surfaceのプロセッサ戦略に新たな選択肢
これまでSurface製品のメインプロセッサはIntel製が中心であり、ARMベースのモデルではQualcomm製が採用されてきました。もし今回の情報が正確であれば、Surface製品にAMD製プロセッサが搭載されるのは、Surface Laptop 4以来となり、特にARMベースとしては初の事例となります。これは、マイクロソフトがSurfaceのチップサプライヤーを多様化し、ARMベースのWindows PC市場における製品ラインナップを拡充しようとする意図を示唆しています。
近年、バッテリー持続時間の長さやAI処理性能への期待から、ARMベースのWindows PCへの関心が高まっています。市場ではQualcommがSnapdragon Xシリーズを展開しているほか、NvidiaもMediaTekと協力してARMベースのWindows PC向けチップを開発していると噂されており、AMDの参入は競争をさらに加速させる可能性があります。今回の情報はあくまでリークに基づくものであり、マイクロソフトからの公式発表はないものの、今後のSurface製品やARM版Windows PC市場の動向を占う上で興味深いものと言えるでしょう。
引用元:Windows Central
Microsoft Surface PCs with Arm-based AMD chip could arrive in 2026