開発がストップしたと思われていた「Surface Neo」に関する新しい特許申請が行われたとPatently Appleが報じています。
Microsoftが申請したSurfaceデバイスについての特許が米国特許庁によって2021年12月23日に公開されたものが発見されました。
この内容では、「Surface Neo」と思われるデバイスの「デバイス方向センサー」を対象としています。
「Surface Neo」デバイス方向センサーの特許を取得
発見された特許内容では、「Surface Neo」らしきデバイスのキーボード周辺のセンサーに関する内容となっています。
「Surface Neo」は2画面の折りたたみ式タブレットとなっていますが、ラップトップPCのように片面をキーボードとして利用する場合には専用のキーボードパッドをディスプレイ上に設置できるというコンセプトでした。
公開された内容によれば、折りたたみ式キーボード(404)は、利用しない場合には本体背面にマグネットで固定されています(FIG.4A)
そして、利用時にはディスプレイ上に折り返すことでキーボードとして利用できるようになります(FIG.4B、FIG.4E)
また、ディスプレイを閉じる際にはキーボードも合わせて折りたたむことが可能となっているようです(FIG.4F)
キーボードに搭載されたセンサーによってキーボードの位置と状態を判断し、利用時以外はキーが反応しないなどキーボードの操作を制御するしくみのようです。
「Surface Neo」いつかは発売するだろうか?
Microsoftは当初、2020年後半に折りたたみ式タブレットとして「Surface Neo」を発売する計画を2019年秋に公開していました。
ところが、計画の遅れによりリリースは2021年後半に延期されると告知され、さらには新型コロナの影響や半導体の供給不足などの要因もあって、「Surface Neo」のプロジェクト自体をストップしていました。
一度は完全に中止されたと思われていた「Surface Neo」の開発ですが、Microsoftはまだ継続的に開発を進めているようです。
現状では、具体的な製品のリーク情報などもまったくなく、製品化自体はもう少し先になると思われます。2023年頃にはリリースされるといいなと思っています。
他社から2画面タブレットの計画が続々と発表されていることもあり、今後の進展に期待したいところ。
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「Windows 10X」の開発が無期限停止で「Surface Neo」は2021年には登場しない模様