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マイクロソフトのSurfaceを購入するとき悩むのが製品スペック。
メモリは8GBにするか16GBにするか?
SSDは256GBで大丈夫?
Surfaceの場合はモデルに関わらず、本体のメモリ・SSDの増設や入れ替えができない・むずかしいと思ってください。
SSDについては、Surface Pro X、Surface Laptop Go、Surface Laptop 3、Surface Laptop 4、Surface Pro 7+、Surface Pro 8では交換可能となっていますが、交換用のSSDがほとんど流通していないため入手がむずかしいかもしれません。
オフィスのIT技術者やPCの修理を行う専門業者なら対応は可能かもしれませんが、個人でパーツ交換するのはMicrosoftは推奨しておらず完全自己責任となりますので、注意して行うようにしてください。
購入時点で安心できるスペックを選ぶのが一番良いでしょう。
この記事では、Surfaceのシリーズ別にメモリ、SSDの交換が可能かについて確認していきます。
Surfaceはメモリの増設ができない!
Surfaceシリーズ共通で、メモリの増設は基本的にはできないと思っていいでしょう。
SurfaceのPC本体は非常に薄型でスマートな形状にデザインされているため、自分でメモリを交換することはおろか、筐体を開けて中身を確認するという作業自体が非常に困難です。
Surfaceの裏側を見ても、一般的によくあるメモリスロットへアクセスするフタはありません。メモリスロットを確認するためには筐体をすべて開く必要があり、ハードルが高くなります。
参考までに各Surfaceシリーズの裏側をご紹介しておきます。
Surfaceの裏側
Surface Laptop 3/ 4の場合
Surface Laptopシリーズの裏面はいたってシンプル。開封するためのネジ穴は見えません。
4つの角にそれぞれゴム製の滑り止めがあり、その下にネジがあります。
Surface LaptopシリーズではSurface Laptop 3以降のモデルで、四隅のネジを開けてSSDの交換が可能となりました。その際にメモリを交換することも可能かもしれませんが、あくまで自己責任となります。
また、四隅の滑り止めは一度開封すると元に戻せないため、交換用のパーツを準備する必要があります。パーツは法人ユーザが購入可能です。
※詳細の方法については後述のSSDの交換方法に動画を掲載しました。
Surface Pro 7/ Surface Go 2の場合
Surface Proシリーズ・Surface Goシリーズの背面はスタイリッシュなデザインです。
キックスタンドの裏側にも一切ネジ穴は見えません。ディスプレイと金属筐体のすきまをこじ開けて開封します。
開封することを前提に作られていませんので、かなり苦労することになりそうです。
Surface Book 3の場合
Surface Bookシリーズの裏面も同様にゴム製の滑り止めのみでネジ穴は見えません。
もちろんディスプレイ側もキーボードとのコネクタ端子はあるものの、開封するための設計にはなっていないようです。
すべてのSurfaceシリーズでこんな感じなため、特別な知識のある技術者以外は解体するのはやめた方がよいでしょう。
IFIXITによるSurfaceの分解
さまざまなデバイスを分解して、その難易度を評価しているIFIXITによる分解映像です。
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Surfaceの分解は素人には無理。分解方法は一応あるけどやりたくない。
Surface Pro 7、Surface Laptop 3…といろんなSurfaceの分解を解説してくれています。上記の記事でも紹介していますが、素人がやれる分解ではないです。
メモリ増設やSSD交換のためにこれをやるの? というレベルの難易度なので、僕ならやりたくないですね笑
参考2「Surface Book」は分解・修理が最も困難なレベルであると判明 - GIGAZINE
一部のSurfaceモデルではSSDへアクセス可能になった!
SurfaceのSSD交換については、以前のモデルではメモリ同様むずかしかったのですが、以下のモデルでSSDスロットが付いたり、取り出し方が公開されるようになりました。
- Surface Pro X
- Surface Pro 7+
- Surface Pro 8
- Surface Laptop 3
- Surface Laptop 4
- Surface Laptop Go
ただし注意点があって、SSDの取り外しは企業のIT管理者がデバイスを破棄する際や、故障交換する際に利便性を高める目的で採用したもので、一般消費者がSSDを取り外すことは推奨されていません。
個人で行う場合には完全自己責任となりますし、トラブルがあった際にはデバイスの保証期間内であってもユーザーが勝手に分解した場合には保証対象外とされる可能性もありますのでご注意ください。
マイクロソフトの見解としては、SSD交換や分解は「Microsoftが認定する技術者が行う必要がある」と言っており、あくまで法人ユーザー向けの改良ということでしょう。
参考
マイクロソフトさん「PCを分解できる自由」お願いします! #MicrosoftEvent
SurfaceのSSDの交換方法
マイクロソフトが公式に公開している動画で、SSDの交換方法を説明しているものがありますのでご紹介します。
ご紹介する動画は、あくまで法人ユーザー向けの内容となります。
Surface Laptop 3/ 4のSSDの取り外し方
動画ではSurface Laptop 3について紹介していますが、Surface Laptop 4も同様と思われます。
Surface Pro XのSSDの取り外し方
Surface Pro 7+のSSDの取り外し方
Surface Pro 8もSurface Pro XやSurface Pro 7+と似た構造となるため、同様の手順にて取り外しが可能と思われます。
Surface Laptop GoのSSDの取り外し方
Surface対応のSSDは確保がむずかしいかも
SSDの取り外し方法は動画で説明がありましたが、容量を増設する場合はアップグレード対象のSSDを入手する必要があります。
これがまた面倒。
まず、公式マイクロソフトストアをはじめ正規販売店では一般消費者向けに交換用SSDは販売されていません。
搭載されているものと同じ種類のSSDを自分で調達する必要があるのですが、正規の製品を見つけるのになかなか苦労すると思います。
僕も正直そこまで詳しくないのですが、AmazonやYahoo!ショッピングなどで探してみるとわずかながら見つかります。ただ、商品の出所があやしかったり、レビューを見ると苦労してそうなので完全にオススメできません。
ただし、どうしてもやりたい! という方は、対応するSSDが入手できた場合に自己責任でやる感じですかね。
非公式でSurfaceのSSD交換方法を案内している記事もあります。あくまで非公式。
microSDによるストレージ拡張はPro/ Goシリーズのみ対応
Surface Proシリーズ、およびSurface Goシリーズではキックスタンド裏面にmicroSDカードスロットがあるため、ストレージの拡張が可能です。
残念ながらSurface Pro 8ではmicroSDカードスロットが廃止されてしまいましたが、それ以外のスロット搭載モデルでは利用できます。
microSDXC対応のため、最大2TBまでの拡張に対応しています。
単純にリムーバブルディスクとしての利用のほか、やろうと思えば仮想ディスクとして設定して内部ストレージ化し、アプリケーションがインストール可能な領域を拡張することにも利用できそうです。
必要十分なスペックを購入しよう!
個人ではメモリ・SSDの増設・入替えは非常にハードルが高いことがわかりました。
購入時点で後から困らないスペックのSurfaceを選ぶのが一番の安心材料だと思います。
スペック選びは完全に使い方と好みになってきますので、一概にこれが絶対オススメ! とは言い難いのですが…。
僕のような普通のPC利用者であれば、こんな感じが良いかなと思います(Surface Pro, Surface Laptopの場合)
おすすめのスペック
①普通にストレスなくマルチな作業をしたい!
CPU: Core i5
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
②動画編集など重い作業も多い!
CPU: Core i7
メモリ: 16GB
SSD: 256GB
僕の場合、普段PCではWebブラウジングがメイン、Officeドキュメント作業、画像加工、音楽再生などなので①の[ Core i5/ 8GB/ 256GB ]で十分です。
PCの頭脳と言えるCPUはCore i5ですが、インテルの最新世代ならストレスなく高速です。
一度にこなせる仕事量の指標ともなるメモリは8GBで十分。職場PCでも4GBだったりするくらいなので…
SSDストレージ容量だけは好みなのですが、128GBだとちょっと不安なので256GB以上がおすすめです。
システムだけで40GBくらい使っちゃうので、あとは使い方を考えて選んで欲しいですね。一般的にSSDは空き容量が多い方が快適に動作すると言われてます。
動画編集など重い作業が多い方は②のような[ Core i7 / 16GB ]などハイクラスのモデルもオススメです。
[ Core i5/ 8GB ]だと動画のリッピングや書き出しなどパワーを必要とする作業では時間がかかってしまう傾向にありました。
より高速で快適な作業を求めるのであればCPU性能を上げたり、メモリ容量をアップさせるといいと思います。次回買い替えるならコレにしようと思ってます。
後悔しないスペックを購入しましょう。
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詳しくはこちらの記事で書いています。
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