※アイキャッチ画像はRyan Smalley氏による仮想のレンダリング画像です。
公式に「Surface Laptop Studio」が発表され、日本国内でも2022年3月発売と告知されました。
特徴のまとめ記事はこちらです。
「Surface Laptop Studio」実機レビュー!3形態に変形するSurfcae史上最高の"ベストな"ラップトップ。
※以下は発表前の予測記事となります。当初「Surface Book 4」として予測されていたため、記述が実際の発表内容と一致しない箇所があります。ご了承ください。
MicrosoftはSurfaceシリーズのフラッグシップモデルである「Surface Book」の次期モデルの開発に取り組んでいます。
現時点で、Surface Book 4のリリースは公式に発表されていませんが、その仕様やデザイン、発売日などが噂され始めました。
発売時期は2021年秋または2022年春頃が有力視されており、今回はハードデザインが大きく刷新される可能性が高いと期待されています。
9/2追記
Microsoftが公式に2021年9月22日に何らかのハードウェアイベントを開催すると告知しました。
詳細について追記しています。
この記事では「Surface Book 4」の発売日と予想されるスペック・仕様に関するウワサをまとめていきます。
すべての内容はマイクロソフトが公式的に発表しているものではなく、海外メディアを中心に予測されているものとなり、予測が大幅に変更となっている記載が含まれる可能性がありますのでご了承ください。
「Surface Book 4」はいつ発売されるのか?
新しいSurface Bookに関する具体的な情報は現時点ではほとんどありません。
一部の海外メディアでは、「Surface Book 4」の発売は2021年10月もしくは2022年春頃になると予測しています。
Surface Book 4: Specs, features, and everything we know so far -Windows Central
マイクロソフトは例年10月にSurfaceの新製品を発表しており、今年も同じことが起こるなら10月に発表される可能性があるとしています。
しかし、Surface Bookシリーズの発売は、初代Surface Bookが2015年、Surface Book 2が2018年、Surface Book 3が2020年と2~3年おきに行われており、その製品サイクルから考えると早くても2022年春頃ではないかとも言われています。
Surface BookシリーズはSurfaceのノートタイプの中でフラッグシップモデルと位置づけられていますが、性能の高さや用途、価格などから専門性の高いユーザー向けとなっており、そのためか毎年新しい製品が発表されていません。
あわせて2021年は世界的な半導体不足となっておりCPUの供給が追い付かない可能性が高いです。主力モデルのSurface Laptop 4でも在庫不足が続いており、秋にSurface Pro 8を発表するかもしれないとなるとこれ以上のチップ供給は期待できないかもしれません。
参考「Surface Laptop 4」が在庫なしの原因。なぜ在庫切れなのか?
9/2追記
Microsoftが公式サイトで、現地時間の9月22日(水)にハードウェア関連の発表イベントを開催することを告知しました。
サイトの画像から、新しいSurface Proとみられるデバイスの登場を予感させます。Surface Book 4が発表されるかは不明です。
10月5日にWindows 11が正式リリースされると発表されていますので、9月22日に発表、10月5日新製品発売という展開もありそうです。そこにSurface Book 4がはいるのかどうかというところが気になりますね。
You’re invited.
Learn more about the #MicrosoftEvent: https://t.co/tpK3TB8Xxb
— Microsoft (@Microsoft) September 1, 2021
3,000ドル以上の新しいSurfaceが登場するとのリーク
9/21追記
WinFutureのリーカーRoland Quandt氏(@rquandt)によれば、今週のイベントで発表されるSurfaceの中に、価格が3,000ドル(約32万円)以上するハイエンドデバイスが含まれていると報じています。
At least 2 new Surface devices are incoming on top of the Surface Go3. One is in the usual "high price, but still somehow manageable" bracket, the other can be priced at 3000+ USD depending on spec.
— Roland Quandt (@rquandt) September 20, 2021
少なくとも2つの新しいSurfaceデバイスがSurface Go 3の上に来ています。1つは通常の「高価格ですが、扱いやすい」デバイスで、もう1つは仕様に応じて3,000ドル以上の価格となるデバイスです。
(要約)
高価な価格帯では「Surface Studio」や「Surface Book」のハイエンドモデルが該当しますが、可能性の一つとして、このページで紹介している新しいハードデザインの「Surface Book 4(仮称)」ではないかと海外メディアは予測しています。
これまでの「Surface Book」とはまったく異なる新しいハードコンセプトとなるため、新しいSurfaceブランドとして登場するかもしれませんが、今回の発表イベントの目玉の1つであることは確かでしょう。
「Surface Book 4」予測されるスペック・仕様など
次期Surface Bookとして予測されているスペックや仕様については様々なウワサがあります。
今回はハード設計が大きく変更となることが予測されており、これまでのSurface Bookとはまったく異なる新しいラップトップとなると予測されています。
そのため、Windows Centralではこの新しいラップトップを「Surface Laptop Pro」「Surface Laptop Studio」など新しいSurface Laptopとしてブランド化する可能性もあるとしています。
この記事では、最もブランド化される可能性の高い「Surface Book 4」として書いています。
ハード刷新のコンバーチブルデザイン採用か
これらは、マイクロソフトが提出した特許資料の画像で、2021年1月に申請され7月に公開されたものです。WindowsUnitedに発見されました。
これまでディスプレイを裏返して使用していたスタジオモードですが、この画像では一度タブレットとして取り外すことなくディスプレイの向きを変更できるようになっています。
ディスプレイをスタンドに接続している特殊なヒンジが、これまでのSurface Bookのデザインとは大きく異なっているのがわかります。
実はこの構造にはメリットが2つあります。
まずラップトップモード、スタジオモードで使用する際の画面が明らかに安定すると予測されます。これまで感じていた画面の「ぐらつき」が軽減されることでしょう。
もう1つのメリットは、スタジオモードでの使用時にトラックパッドを合わせて利用することができることです。
Windows Centralでは特徴を以下のようにまとめています。
- 再設計:取り外し可能なディスプレイの廃止、非着脱式ディスプレイへ
- 新しいディスプレイ:ダイナミックな高リフレッシュレートを備えた約14インチのサイズ
- RTXグラフィックス:NVIDIA RTXラインの強力なモバイルグラフィックス
なんとディスプレイは、タブレットとして完全に取り外すことができなくなるという話です。
これが本当なら、これまでSurface Bookを大画面のタブレットとしても利用されている方にとってはかなり残念な変更となることでしょう。
元の記事では、タブレットではGPU支援がなく、バッテリー寿命も短いという点を新しい設計ではカバーできるとしていますが、タブレットとして持ち運びながらモニタとして画像を確認したりする用途で使う方もいると思っていました。
どうなのでしょう。実際にはタブレットとして利用される方は少ないのでしょうか?
いずれにしても、これらの特許内容が実際の製品で実現される可能性はそれほど高くないかもしれません。そうなるかもしれない程度に考えておきましょう。
たぶん、こんなイメージになるのでは??
「Surface Book 4」予測される技術仕様
予測されている技術仕様です。
現時点では情報が少なく、どのようなものになるかわかりません。
OS | Windows 11 |
---|---|
ディスプレイ | 14インチ、縦横比:3:2、動的リフレッシュレート |
CPU | 不明 |
グラフィックス | NVIDIA RTXグラフィックス |
メモリ | 8GB、16GB、32GB |
ストレージ | 256GB、512GB、1TB |
取外し可能なSSD | 不明 |
セキュリティ | Windows Hello |
ポート | 不明 |
バッテリー | 不明 |
カラー | 不明 |
デザイナーたちの美しいレンダリング画像がイメージに近そう
「Surface Book 4」については、いくつかのデザイナー、アーティストがコンセプトをもとにしたレンダリングイメージを作成しています。
それらは決して本物ではなく、CGによって作成されたものですが、新しい「Surface Book」のイメージに近いものがあります。話題になっているものをいくつかご紹介します。
David Breyer氏の「Surface Book 4」デザイン
特許内容をもとにデザイナーのDavid Breyer氏が作成したレンダリング映像と画像が話題となっています。
特殊なヒンジ構造も美しくレンダリングされており、実現されたならこんな感じなのかと確認することができます。
YouTubeのコンセプト動画も作成されており、イメージが膨らみます。
詳しくは以下の記事でも書いています。
「Surface Book 4」非公式レンダリングで特許デザインのヒンジを再現。
Ryan Smalley氏の「Surface Book 4」デザイン
こちらは、デザインアーティストのRyan Smalley氏による「Surface Book 4 Studio」のコンセプトイメージ。
デバイスの質感や細部までSurfaceらしさにこだわったレンダリングとなっており、個人的にはすごく好きなデザインです。
こちらは、ヒンジ構造の特許が公開される前に作成されたもののため、ディスプレイは特殊なヒンジではなくシンプルな造りで再現されています。
Surface Book 4 - Ryan Smalley - Behance
YANKO DESIGN氏による「Surface Book 4」
こちらはデザイナーのYANKO DESIGN氏が2020年に発表したSurface Book 4のレンダリング画像です。
MICROSOFT SURFACE BOOK 4 CONCEPT BRIDGES THE GAP BETWEEN THE LAPTOP AND THE 2019 IPAD PRO - YD
これらの画像は、Surface Book 4に期待するハードデザインをコンセプトに作成されたものですが、現在予測されている新しい仕様にかなり似ている気がします。
全体的なデバイスの雰囲気は特許内容の仕様に近いのではないでしょうか。
「Surface Book 4」価格予測
Surface Book 4の価格についてはまったく不明です。
ハード構造の刷新が行われる可能性があり、より強力なラップトップとして生まれ変わることが期待されます。
マイクロソフトのこれまでの傾向から、Surface Book 3と同じ価格帯で発表されると予測されます。
「Surface Book 4」どうなる?
現時点では情報がほとんどないため、海外の主要メディアでもこれ以上の内容については深く書いていません。
本体構造が大きく再設計されていることから、これが本当に「Surface Book 4」と呼ばれるのか、もしくは新たなSurfaceブランドとして登場するのかさえも明確ではありません。
ハードのデザインが大きく変更されるとしたら、近いうちには登場しないとさえ思えてしまいますが、楽しみに待っています。