公式に「Surface Laptop Studio」が発表され、日本国内でも2022年初頭発売と告知されました。
特徴のまとめ記事はこちらです。
「Surface Laptop Studio」実機レビュー!3形態に変形するSurfcae史上最高の"ベストな"ラップトップ。
※以下は発表前の予測記事となります。当初「Surface Book 4」として予測されていたため、記述が実際の発表内容と一致しない箇所があります。ご了承ください。
マイクロソフトは今年10月にいくつかのSurfaceを発表すると期待されています。「Surface Book 4」も期待されているデバイスの一つです。
発見された特許資料では、ディスプレイを前方に引き出せる特殊なヒンジのラップトップデザインとなっています。
オーストリアのデザイナーDavid Breyer氏が、特許内容をもとに非公式のレンダリング画像を作成したとWindows Centralが報じ話題となっています。
Surface Book 4 fan renders show off a floating display - Windows Central
「Surface Book 4」特許内容を再現したレンダリング映像
Microsoftが出願した特許内容を忠実に再現したレンダリング映像となっているのではないでしょうか。
美しい、そしてスタイリッシュというSurfaceのイメージはそのままですが、これまでのSurface Bookシリーズとは雰囲気が異なるデバイスという印象があります。
キーボードデザインこそBookのそれですが、天板・ディスプレイ・ヒンジの稼働スタイルは現行のSurface Bookとはまるで別もののように感じます。
@zacbowden @Daniel_Rubino Made some renders of the Surface Book/Laptop Studio patents in Laptop mode.. pic.twitter.com/w44WhnUBzO
— David Breyer (@D_Breyer) August 25, 2021
このレンダリングは、Surface Book 4がどのようなスタイルになるかをイメージして作成されたもので、必ずしも現実のものとなる保証はありませんが、それでも多くの気づきを与えてくれる素晴らしいものです。
特殊なヒンジ構造
特徴的なのはディスプレイを前面に引き出すことのできる特殊なヒンジ構造です。
特許資料では貧弱にみえたヒンジパーツがレンダリングによって美しく、さも実現可能な範囲の構造であることが理解できました。
しかし、そのせいで天板は凹凸のある少し不格好なデザインになっていますので、Surfaceとしてそこはなんとかしてほしいところ。
ディスプレイを支えるスタンド部分のヒンジも光沢のあるメタリック調の質感となっており、高級感を感じさせるデザインに思いました。ただ、これまでのSurfaceにない質感といえばそうなんですけどね。
ベゼルレスのディスプレイ
それから気になったのがディスプレイデザイン。
液晶ディスプレイのベゼルが狭くなっていると同時に、角丸デザインへ変更されています。
次期Windows 11では角丸デザインが採用されることがわかっていますが、それに合わせてディスプレイ自体も角丸になっているのが斬新ですね。
実際にSurface Laptop Goのディスプレイも角丸になっていますし、今秋発表されるであろうSurface Pro 8も角丸ディスプレイとなることが予測されていますので、Surface Bookシリーズでも同じように採用される可能性が高そうです。
それから、動画後半を見ていてすごいと思ったのは、スタジオモードとしてディスプレイを完全に開いたときに天板上部が折りたたまれた天板の下部にぴったりと重なるところ。
ブラックモデルもカッコいい
Surface Book 4のブラックモデルもレンダリングされています。
レンダリングは非公式なのでなんでもできるのがいいですね。
これまでグレイシャー調のプラチナカラーしかなかったSurface Bookですが、もしブラックモデルがあるとすればこんな感じでしょう。
つや消しの高級感あふれるブラックの天板がとても美しいですね。
これはこれでアリかなと思います。
stealthy Black Variant: pic.twitter.com/Rx3wVfVaDy
— David Breyer (@D_Breyer) August 25, 2021
結局、Surface Bookなのか、Laptop Studioなのか
今回、この美しいレンダリング映像と画像を見て思ったのは、Surface Book 4といいながら、結局、Surface LaptopとSurface Studioの融合モデルのように見え、まったく新しいSurfaceブランドとしても良さそうだということです。
たしかにこのレンダリングではSurface Bookを基調としたものとなっていますが、これまでのディスプレイが取り外せるスタイルは完全に失われ、新たな構造のデバイスとなっています。
そう考えれば、新たなコンセプトのSurfaceブランドの登場という展開もありえなくはないでしょう。
なにはともあれ、実際のところはわかりませんので、続報を待ちましょう。