MicrosoftのデュアルスクリーンAndroidであるSurface Duoの次期モデルでは2画面ではなく、新しい折りたたみ式スクリーンが採用される可能性が高いという情報が報告されました。
Microsoftは現在、左右2枚のディスプレイではなく、折りたたみ可能な1枚のディスプレイと180度まで開くことができるヒンジを備えた本当の折りたたみ式スクリーンの開発に注力しているようです。
これらの変更は、Surface Duo 2の発売後にさまざまなレビューを受けたことで検討された結果であるとのことです。
Surface Duo 3はデュアルスクリーンではない
Surface Duo 2
WindowsCentralが報告した情報源によれば、次期折りたたみ式Surfaceはデュアルスクリーンデバイスではないようです。
Microsoftがこれまでにハードウェアの試作と検証を行った結果、Vivo X FoldやHonor Magic Vsなどのデバイスと同様に、180度のヒンジ、内部の折りたたみ式スクリーンと外部のカバーディスプレイを備えた折りたたみ式デザインへ移行することを決定したと報告しています。
これまでのSurface Duoシリーズは、左右2枚のディスプレイを備えたデュアルスクリーンデバイスとして、スマートフォンともタブレットとも異なるデバイスとして登場しました。
Surface Duoには、2枚のディスプレイを中央のヒンジで360度開くことが可能という特徴がありましたが、次期モデルでは1枚の折りたたみ式ディスプレイとなるため、開閉は180度までになると予測されています。
2022年に発見されたMicrosoftが申請した特許内容によれば、360度のヒンジを搭載したシングルスクリーンの折りたたみ式デバイスとなる可能性もありそうですが、WindowsCentralが情報筋から受けた報告では、多くの折りたたみ式スマートフォンと同じように180度のヒンジとなるのではないかとのことです。
ブランドが「Surface Duo」から変更の可能性
Surface Duo 2
ハード設計が従来のSurface Duoから大きく変更となる可能性が高い、次期折りたたみ式Surfaceですが、それに伴ってブランド名も「Surface Duo」から別の名称へ変更される可能性があります。
ハイエンドノートであるSurface BookがSurface Laptop Studioへブランド変更されたように、Surface Duoでも同じことが起こるとみています。
しかし、その辺りの情報については不正確な部分が多く、まだ明らかではありません。少なくとも、Microsoftの開発チームでは、第3世代のDuoとして開発が進められているとのことです。
Microsoftは、AndroidとWindows PC間、AndroidとiPhone間でのエコシステム体験を提供することを目的としており、今後もAndroidスマートフォンを開発することに意欲的であることがわかります。
2023年秋発売の可能性は低い
この新しい折りたたみ式デバイスの構想は、Surface Duo 3のデュアルスクリーンデザインを完成させた後で生まれたと言われています。もともと、Surface Duo 3は既存モデルより縦長に刷新されたディスプレイ、ワイヤレス充電、その他の改善を行い、2023年末に次のSurface Duoとして発売される予定でした。
しかし、現在はこの計画が廃止され新しい折りたたみ式デザインの開発に注力しているようです。マイクロソフトは、Surface Duo 2の発売後に、Surface Duo 2の後継機としてシングルスクリーンの折りたたみ式デザインを調査し、さまざまなレビューを受けたようです。
この新しい折りたたみ式デバイスの正式な仕様やソフトウェアがどのように対応するかについてはまだ明らかにされていません。今回の大がかりな方向転換によって、2023年秋の新製品発表に間に合う可能性は低いと予測されています。
2021年にSurface Duo 2が発売されてから、ブランクを開ける形となることが予測されますが、一日も早くMicrosoft製のフォルダブルスマートフォンが登場することを願っています。
